5がつ 27にち 「きつね」

五月二十七日 雨のち曇り 蒸し暑い……


 四日目です。四日坊主です。いつか和尚になる日を夢見て頑張っていきます。

 しかしながら毎日まいにち、そうそう面白いネタに出会えるわけもなく、そもそも初めからさして面白い話題を綴っているわけでもなく、だらだらとこうして続けることにいったいどれほど意味があるのかと首を傾げたり傾げなかったりしています。かといって、ここに書き記しお披露目するためだけに何か新しいことへ挑戦するような気力もありません。そんなことができるのだったら、ゆーちゅーばーでもやればよいと思います。

 あえて解像度を下げた文章にしているわけですけれど、こんなものでも続けたならば、文章を書くのが上手になったりするのかしらん。


 朝、いやな夢を見ました。お母さんが車に乗ったまま、洪水に沈む夢です。車の中から、近くに立っている茶々瀬にいっぱいいっぱい怒ってなにか言っています。怖い顔で怒ってます。洪水は茶々瀬のせいじゃありません。茶々瀬も、だんだん怒りたくなって、助けませんでした。お母さんのことは好きじゃありません。お父さんのことはよく知りません。


 朝ごはんは、ふるーつぐらのーらを食べました。牛乳をいっぱいかけました。美味しかったです。


 朝ごはんを食べながら、ひとのお話を読みました。茶々瀬の日記を読んでくれているひとのお話です。そのひとも日記を書いていました。茶々瀬の書くより日記っぽかったです。すごかったです。


 お仕事に行く道で、おじさんが歩いていました。大きなヘッドホンをつけていました。マイクもくっついています。ヘリコプターを運転しそうな大きなヘッドホンです。でも歩いています。マイクはなんでくっついているのかな、と思いました。ヘンでした。ヘリコプターに乗ってほしいです。


 喫茶店に行って、すこしお話を考えました。でも眠くなったので、あんまり進みませんでした。あと少しで最後まで考えられそうで楽しいです。


 お仕事は、ほかのひとと一緒に部屋にいると、なんだか怖い気持ちになりました。ほかのひとも、ただ頑張ってお仕事をしているだけなのに、茶々瀬が仲間はずれになっている気持ちになりました。たまになります。どうしてなのかわかりません。


 帰るときには、雨は止んでいました。ぼーっと上を見て帰りました。雲はなんの形かな、と考えました。何も思い浮かびませんでした。おとなになってから、この遊びは苦手です。雲はたくさんあったけど、明るかったです。でも、雨がぱらぱらふりました。狐の結婚式があるのかな、と思いました。


 帰り道に、ドクダミがいっぱい咲いていました。葉っぱをちぎってにおいをかぎました。やっぱりとっても臭いです。手も臭くなりました。おもしろいです。


 昨日は『アナと雪の女王2』を見ました。かっこよかったです。今日は『ズートピア』を見ます。楽しみです。


 日記が段々長くなっている気がします。そのうちひゃくまん文字くらいになるかも知れません。うそです。そんなに書くことありません。おやすみなさい。

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