番外編 スペサルティンガーネット

 店に初めて足を踏み入れたときのこと。今でもはっきりと覚えている。

 路地の行き止まりにある扉を開けた途端、どこからか高く澄んだ音がしたので、思わずその場で固まった。しかし、よくよく聞いてみると――それはドアベルの音だということがわかる。

 何でもないことだったけど、初めてそこを訪れる者にとって、それはどきりとするような仕掛けだった。だって、その店には――おばけがいるかもしれないのだから。

 ひとまず危険がないことを確かめてから、うしろに隠れていた友だちに笑いかけた。

「おばけなんて、こわくないよ。おばけはねえ、うしみつどきに出るんだって。夜の遅い時間。だから、今なら大丈夫」

「そんなこと、知ってるんだ。ゆずちゃんはすごいねえ」

 友だちはそう言って、大きな目を見開いた。それから、きらきらとした目で店内をのぞき込む。

 おばけは出てこない。それがわかれば、なんてことはなかった。悠々と店の中に入って行く。とはいえ――

 偉そうにあんなことを言ってはいたが、初めて入る店の中は薄暗く、しんとしていて、誰の姿も見えなくて、それでいて何かが潜んでいるような――そんな不思議な空気があって、実はちょっぴり怖かった。でも、大丈夫だと言った手前、そう簡単に意見を変えるわけにもいかない。

 店の中にはいろいろな物があった。机や椅子は学校にあるような物とは違って、何だかごてごてしているし、並べられた絵や人形はどこかくすんでいて、誕生日に買ってもらったかわいらしいぬいぐるみの方がさわり心地もよさそうだ。

 棚には高そうな食器やグラスが並べられていて、天井から下がる照明は何だかぼんやりとしている。同じように下げられた籠には、何が入っているかわからないから、ちょっと不気味だ。

 そのときふと、きれいなテーブルランプが目に入った。色のついたガラスに、影絵のような花の絵が描かれている。

「あ。これ、テレビで見たよ。有名な人が作ったから、とっても高い物なんだって」

「そうなんだ。ゆずちゃんはすごいねえ」

 よくよく考えると何がすごいのかわからないが、友だちはたびたびそう言った。何かを作っていたりすると、特に。口癖だったのかもしれない。

 気をよくして、ずんずんと奥へ進んで行く。おばけが出たらどうしよう――なんてことは、もうほとんど考えなくなっていた。

 目にする物は、初めて見る物ばかり。いつの間にか夢中になって、あれやこれやと話をしながら見て回った。

 ふと――店の隅にある椅子に、誰かが座って本を読んでいたことに気づく。それを見た瞬間、どきりとした。近くにある大きな家具――タンスだろうか――の影にまぎれて、全然わからなかったからだ。

 そこにいたのは学校の制服を着た年上のお姉さん。おばけ――ではないだろう。しかし、にこりともしない顔で冷たい視線を向けられて、何だかとても怖かった。

 そう思うと――もしかしたら、この人はおばけなのかもしれない、と不安になってくる。どうやら、足はあるみたいだけれども……

 友だちもそう思ったのか、うしろから服の袖をつかまれた。そして、震えながらお互いに身を寄せる。

 そうして怯えているのを見て、お姉さんは軽くため息をついたようだ。そして、何だか不機嫌そうにこう言った。

「ここは君たちの遊び場ではないぞ」

 怒らせてしまったのだろうか。そのことに思わずしゅんとして、楽しかった気持ちはしぼんでいった。しかし――

「あら。いいじゃないの。探検かしら。小さな冒険家さんたち」

 そう言って奥から出てきたのは、やさしそうなおばあさんだった。

 にこにこと笑うおばあさんとは対照的に、お姉さんの方はやはり顔をしかめたまま。しかし、おばあさんはそんなことを気にとめることもなく、ぽかんとしていた小さな子どもを二人、さらに奥へと進むように促す。

「ようこそ、あかとき堂へ。さあ。お出でなさいな。おいしいクッキーがあるのよ」

 おばあちゃんはそう言って、暖かく迎え入れてくれた――




 扉の蝶番がかすかに軋んだかと思うと、高く澄んだ音を立ててドアベルが鳴った。

 開店してから、まだ間もない時間。そもそも、客が少ないということもあるが――そうでなくともこの時間、店に客が訪れることは稀だった。

「いらっしゃい。久々だな」

 訪れた客に、店主の梓がそう声をかける。

「そうですね」

 相手はそれだけ答えると、沈黙した。身じろぎの音ひとつしない時間が、しばし流れていく。

 梓が何も言わなかったからか、彼女は諦めたようにため息をつくと、唐突にこう言い出した。

「柚子から、聞いているかと思っていました」

 それに答える梓の声は、平然としている。

「いろいろ聞いてはいる。あれは何でもべらべらとしゃべるからな……」

 そんな呆れたような声に、苦笑まじりで彼女はこうたずねた。

「怒らないんですか」

「私が君の何を怒るんだ」

 梓はすぐにそう返した。けげんな声で。

 静まり返った空気の中、今度に問いかけたのは梓の方だった。

「お茶でもいかがかな?」

「いいえ。けっこうです。ありがとう」

 言葉はていねいだが、少し突き放すような感じがする。それは梓も気づいただろう。しかし、それに対して、梓が何かを言うことはなかった。

 そして、彼女はこう語り始める。

「私、後悔していません」

 そこでひと息ついたあと、彼女はこう続けた。

「こんなこと、言い訳に思われるかもしれませんが、でも……私にはもう、これしか方法がなかったんです。でなければ、私はきっと――彼女にもっと、ひどいことをしてしまう。そう思ったから」

 話の合間に、梓がこう口を挟んだ。

「過ぎたことをどうこう言うつもりはない。しかし、君たちは友人だろう? ならば、時が経てばいずれ……」

「いいえ。それはありません。友人だからこそ、です。私は――してはいけないことを、してしまいましたから」

 彼女は強めの口調でそう言った。

 言葉をさえぎられたことで、梓は黙り込んでしまったようだ。彼女が一方的に話し出す。

「柚子は、特別なものを持っていました。でも、私には――何もなかった」

 淡々としたその言葉には、息を飲むような何かが潜んでいた。店内に、ぴりっとした緊張感のようなものが走る。

 しかし、彼女はあくまでも、穏やかにその先を話し続けた。

「実は……この店に行ってみたいと言い出したのは、私なんですよ。学校では、おばけ屋敷なんて言われていたけど……ここは、私にとっては憧れのお店で。見たこともない物がたくさんあって」

 初めてこの店を訪れたときのことを思い出す。見るものすべてが目新しく、あらゆる物に目を輝かせていた、あの頃を――

 彼女はそこで、軽くため息をついた。

「いつの間にか、彼女はここに居場所を得ました。でも……私はここには居られなかった。いつまでも、お客さんのまま」

 店の出入り口のすぐ近く。窓辺にある書きもの机の上には、初めて店に来たときにはなかったような、新しくきらきらしたアクセサリーが、いくつか並べられている。

 彼女は自嘲ぎみに笑った。

「当然ですよね。私には何もない。だから、仕方がないんです。それはわかっています。でも、彼女のとなりにいて、彼女の特別を見て――憧れて。もしかしたら、いつか私もって、思っていたのかもしれません。笑ってしまうでしょう? 私はただ……見ていただけなのに」

 いつしか声は涙まじりになっていて、しかし、それでも彼女は話すことをやめなかった。

「それでも……そう思えるうちは、まだよかったんです。でも、いつの間にか私は――つらくなってしまった。彼女と、こんなにも違うことが」

 震える声を抑えるように、彼女はそこで大きく息をはいた。

「でも、柚子は――彼女はきっとそんなこと、気づきもしないでしょう。私も、こんなやり方がいいとは思っていません。でも、私みたいに何もない人間には、そうして傷跡を残すしかなかったんです」

 彼女が話し終えると、店の中は静まり返った。そのしんとした空気が、先ほどまでの彼女の激情を、よりいっそう際立たせている。

 しかし、次に彼女が口を開いたとき、その声は――落ち着いたいつもの彼女の声だった。

「ごめんなさい。結局、私はここに言い訳をしに来たんでしょうね。許されることはなくても、あなたには、ただ聞いてもらいたかった……」

 梓は――どんな反応をしたのだろうか。うなずいたのか。それとも。

 淡々と、彼女はこう続ける。

「やっぱり、ここは私の憧れの場所なんです。昔からずっと、今になっても。だから、もう一度ここに来たかった。最後に、もう一度だけ」

「柚子がここにいたとしても?」

 ふいの問いかけに、彼女はわずかに笑みを浮かべた――気配がした。

「彼女、今は遠方でしょう? いろいろ活動しているのを見ていますから」

 そう言ったきり、彼女は沈黙した。自分の思いは、もうすべて話し終えたとばかりに。

 だから、次は――おもむろに、梓がこう話し始める。

「確かに皆が皆、同じということはない。どうしたって差異はあるものだ。当然、持つ者、持たざる者という区別もあるだろう。しかし、たとえ持つ者であっても、誰にも見いだされなければ、かえりみられることはない――よくあることだ。今では名の知れた者でも、生前に評価されなかった者は少なくないよ。そんな中で、君は柚子のことを見いだした。しかし、柚子は君のことを見いだせなかった」

「見いだせるような何かが、私にはありませんから」

 彼女は冷ややかにそう返す。

「価値など案外、あやふやなものだよ。特別な知識や、特別な技術。あるいは市場での価値や名声は、わかりやすいだろうが、そういったものばかりが価値ではない」

「なぐさめですか?」

 その言葉に、梓は――おそらく首を振った。

「いいや。いまだかえりみられないものなど、数え切れないほどにある。それらに価値がないと思っているなら、それはものを知らないだけだ。視野を広げてみるといい。絶対的な価値を持つものなどない。ただ――私はこうも思っている。何ひとつ持たない者などいない、と。持つ持たないは、あくまでも一面的な見方だ。何も持っていないと思っている者も、単に自分の持つ何かを見いだしていないだけ。確かに、誰かにそれを見いだしてもらえれば楽だろうが、そういったものばかりではないからな……だからこそ、何かを得たいと思うなら、己と向き合わなくては」

「……そう簡単なことではないですよ」

「そうだな。しかし、君は柚子の価値を見いだしたじゃないか。柚子の作っている物なんて、そうでなければ、こんな寂れた店の片隅で、誰にも知られずに朽ちていくだけだ」

「そんなこと、ないと思いますけど」

 そう言って、彼女は軽く笑った。しかし、梓は大真面目にこう話す。

「いや。日本という国は長らくジュエリーには冷淡だった。古代はともかくとして――宝石を加工し身に着けるという文化自体が、この国の長い歴史の中で、ほとんどかえりみられていない。装飾品と言えば――これは宝飾というより工芸だが――かんざしなどの髪飾りくらいか。柚子が好いているような宝石が用いられるようになったのは、明治時代になってからだ。生まれる時代が違っていれば、柚子もただの変わり者だっただろう」

 それを聞いて、彼女はまた笑ったようだった。

 張り詰めた空気が、ほんの少しやわらいだ――その中で、梓はあらためてこう話す。

「君たちの問題に私が口を出すのもどうかと思うから、これ以上は何も言わないが。ただ、私はこの店をずっと守り続けていくつもりだ。だから、最後と言わずに――いつでも、また来るといい」

「……ありがとうございます」

 彼女はそう言うと、背を向けて、店の扉に手をかけたようだった。しかし、外へ出る直前の――ドアベルの音が鳴る前に、彼女はなぜか黙り込む。

「何か、気になる物でも?」

 梓はそう問いかけた。

「いいえ」

 彼女が答えると、ほどなくして扉の蝶番がかすかに軋む。かと思うと、高く澄んだ音を立ててドアベルが鳴った。

 彼女は店を去って行く。あとには、店主である梓の足音が、こちらに近づいてくる音が聞こえるだけ――

 ふいに頭上からこう声をかけられた。

「おい。ちゃんと聞いていたか。柚子」

「んー……」

 柚子は強張った体をどうにか動かしながら、隠れていたカウンターの下から這い出した。大きく伸びをして、あらためて梓の顔を見返す。

「まったく。朝早くに来て、何ごとかと思えば。彼女が早くに来てくれてよかったな。でなければ、おまえは一日中、ここで隠れていなければならなかったかもしれないぞ」

 柚子は曖昧な返事をした。いろいろと耳にした話を整理するのに、まだ手間取っている。そうしてぼんやりとしていると、梓は呆れたようにため息をついた。

 柚子がカウンターの下から出て来ると、代わりに梓がその定位置に収まる。柚子はよく使わせてもらっている売り物の椅子を持って来て、カウンターの前に置いた。

 そこに腰かけながら、柚子はようやく口を開く。

「ひなちゃん。この店のこと好きだったから。誕生日とかに、よく来てたでしょう? だから、来るかな、って思って――来たね」

「そうだな」

 そこであらためて、扉の方へ目を向けた。彼女はもう、立ち去ってしまっている。梓の言葉をどう受け止めたかはわからないが――少なくとも、すぐにここへ戻って来るようなことはないだろう。

 梓は少し苦々しげな表情を浮かべて、同じように扉の方を――彼女が去った方を見やった。

「価値あるからこそ残す。それが反転すれば、せめて傷跡でも残したい、と思うものかな……」

 おそらく、これは誰に向けたものでもない――ただのひとりごとだろう。だから柚子は何も言わなかった。

 何も言わずとも、梓はこう続ける。

「人はどうしても比べてしまうものだ。他よりすぐれている物、何かに秀でた人……価値とは、そうして生まれた側面もある。しかし、そればかりに目を向けていては、自分にとって本当に価値あるものを見失ってしまうだろう。比べることなどできない、かけがえのないものを――」

 梓はそこでふと気づいたように、柚子の方を振り向いた。

「そういえば、彼女は去り際に、おまえが並べたアクセサリーを見ていたようだ。私の軽口も否定するくらいだから、彼女はおまえが作る物を本当に認めていたんだろうが……」

 それは柚子自身もそう思っている。自分の描くデザインや、できあがったアクセサリーをいつも褒めてくれていた。アクセサリーを作る道へ進むときも、手放しで賛成してくれたのは、彼女くらいのものだ――あのときの言葉が、嘘でなければ。

 梓はこう続ける。

「新しいあれは、彼女のために作ったんだろう? 使われている石はガーネット、か。柘榴石の和名を持つこともあって赤が連想されることが多いが、あれは橙色だったな」

 柚子はうなずいた。

「そう。何て名前だっけ……ガーネットの種類って、多すぎてわかんないんだけど、きれいだったし」

「アルマンディン、パイロープ、スペサルティン、アンドラダイト、グロッシュラー、ウバロバイト……」

 梓は淡々とガーネットの名前を挙げていく。

「いや、わかんないって」

鉄礬柘榴石てつばんざくろいし苦礬柘榴石くばんざくろいし満礬柘榴石まんばんざくろいし灰鉄柘榴石かいてつざくろいし灰礬柘榴石かいばんざくろいしかいクロム柘榴石ざくろいし……」

「よけいわかんないから」

 柚子は思わず顔をしかめた。しかし、梓は平然と話題を変える。

「モチーフは――ヒナゲシだな?」

 柚子はうなずいた。すると、梓はこんなことを話し始める。

「ヒナゲシ、か。娘のペルセポネが冥界の神ハデスによって拐われたことを嘆く豊穣神デメテルをなぐさめるために、眠りの神ヒュプノスが渡したのが同じケシ科の花と言われているな。ヒナゲシの花言葉は別れの悲しみ、いたわり……」

 唐突なギリシャ神話に、柚子は思わず顔をしかめた。いつもの蘊蓄だ。何でもべらべらとしゃべっているのは、そちらの方じゃないか――と柚子は内心で呆れている。それに、その花をモチーフに選んだのは、別に花言葉がどうとかを考えたわけではない。名前が似ているな、と思っただけで。

 まあいいか、と軽く流して、柚子はあらためて彼女の言葉を思い出した。彼女の思っていたこと、考えていたこと――今度はそれをちゃんと聞くことができただろうか。

 柚子は思わずため息をつく。

「私は、自分が何かを作ることで、喜んでもらえるものだと思ってた――私の楽しいは、あの子の楽しいでもあると思ってたんだよ」

 梓は軽く肩をすくめている。

「視野が狭いのは、おまえもだ。いや、そもそもおまえが彼女の話ちゃんと聞いていれば、ここまで思い詰めることもなかったかもしれない。彼女はずっと、おまえのことを見ていただろうに――まあ、今さら何を言っても遅いかもしれないが」

 そのとき、ふいに声が聞こえた。


 ――ゆずちゃんはすごいねえ。


 はっとして、思わず耳を澄ませる。しかし、それは気のせいだったようだ。ドアベルは鳴らない。彼女はもう、戻っては来ない。声は聞こえない――

 この声を、ずっと聞いていたはずなのに。いつの間にか、それは当たり前のものになってしまっていたのだろうか。かえりみることを忘れてしまうほどに。

「どうした。柚子」

「……何でもない」

 けげんな顔をしている梓に向かって首を横に振ってから、柚子は軽く笑みを浮かべた。幻聴が聞こえた、なんて――そんなことを話せば、それこそ笑われてしまう。

 ふと思い出したように、梓はこうたずねた。

「ところで、遠方に行っているとかいう話は、どういうことだ?」

「SNSで告知してたのを、見たんだと思うよ。今日はフリーマーケットに出店してるってことになってて。でも、突然の体調不良ということにしたから。大丈夫。あとのことは知り合いに任せてるし」

「おまえなあ……」

 梓は呆れたような顔をしているが、これくらいしないと、彼女は来てはくれないと思ったのだ。あの様子では、この考えは間違っていなかったとも思う。

「それにしても、あれはいつまで、あそこに広げておくつもりだ? ここはアンティークショップなんだが」

 あれ、というのは、柚子が窓辺の書きもの机に展開している商品のことだろう。すべて柚子の手作りだ。当然、アンティークではない。

「おばあちゃんには許可をもらってますう」

 柚子がそう返すと、梓は思い切り顔をしかめた。

「それが気に食わないんだ。言っておくが、今の店主は私だぞ」

 その声を背に、柚子はその書きもの机の方へと向かった。そこには、一番目立つ場所にヒナゲシの花を象ったペンダントが置かれている。それは日の光にきらめいて、暖かなオレンジ色の輝きを宿していた。

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