うんこ知新

俺は穀潰し会社員、鰤藤糞盛ぶりとうくそもり。今日は我が社で新商品のコンペがあるらしいぞ!今からよだれが止まらねぇぜぇ〜!!

まずは部長の案か


「私が今回提案したいのは...うんちですッ!」


何ッ!うんちだと!?社内に動揺が広がる。それもそのはず我が社は12年前の『うんちショック』の際に積み立てうんちに手を出して、大損こいて以降うんちはNG。名前を言ってはいけないあのうんちだったのだ。


「動揺するのもわかります。しかし!今だからこそうんちするのです!12年前の臭い思い出があるからこそ我々は他社に先んじることができる!これはチャンスなのです!」

部長が声を張り上げて力説する。


「しかしなぜ今うんちなんだね?」


社長が疑問を呈する。当然の疑問だ。今は遠隔でうんちもできる時代、わざわざオーソドックスなうんちに回帰する必要性が果たしてあるのか。

それを聞いた部長は待っていたとばかりに不敵な笑みを浮かべた。


「データがあるんですよ。渋谷のJKのね...。」


なんと、渋谷のJK!?あの伝説とも言える幻の存在が!実在していたのかという驚きと、JKのデータがあった所でなんなんだという思いが交錯する。


「しかも全員ギャルです!5人分!」

部長は自信満々に言い放った。


おじさんという生き物はギャルに耐性が無い。5人という明らかに少な過ぎるデータ総数を目敏く指摘する者はおらず、渋谷のギャルJKというなんか流行りそうな雰囲気に流されていく。


「よし!我が社の新商品はうんちに決定だ!」


社長の鶴の一声だ。うちはワンマンだからこうなったらもう覆らない。よーし!早速便器に行ってきばらないとな!これから忙しくなるゾ☆



まあ冷静に考えて家具屋の新インテリアがうんちとか売れるはずないよね、臭いし。

当然売れ残りまくり非難轟々株価暴落。12年前と同じうんちを踏んでしまうことになったとさ。



おしり

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