第24話 水と資本主義

 資本主義において、それが対価を要求すべきのものかという観点が膨張してきた。そして、水すらも、有料のものとなってしまった。T大学入試に出た『一新世の「資本論」』が詳しく述べていた。


 そんな懐かしい話を、近所のパン屋に水をねだる自分を見つめて思い出した。この水筒と、ペットボトルのジュースは大切な資源だ、店に出してもらおう、と。

 その店にはイートインがあるけれど、水のサービスがないので、「あれ、ないんですか? 」という目をしたら店員さんが水をくれたのだった。

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