時事ニュース日和

一盃口

第2話 自殺報道について、続

 僕は以前四条河原で述べたが、前回の上島竜兵氏の自殺報道はかなり進歩していたように思える。


 一言も自殺について述べなかった点、それに尽きる。ただの急死報道という形にすり替えていた。テレビを見ていた人は、その違和感に気付いたかもしれない。


 しかし、それもまだ進歩の途中なのかもしれない、そうも思った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d15d6ada36fa166ef582771fa45e81f7d3303f16?page=3

 これですね。僕の推しの古谷経衡氏。まあもちろん、疑うのは自由だが、この人の着眼はかなり優れていると僕は思っている。


 健常者、障がい者というくくりで、健常者に向けた報道ばかり作ってないか、という批判である。犯罪者には発達障害や、精神病、国籍ばかり問うている事など。自分は偽善程度ではあるが、発達障害を持っているので除け者にされていることが少し理解できる。


 自殺者の心理なんて、きっと健常者には分からない。追い詰められていないから。僕は日本史の人物の自殺例をいくらか知っているが、2.26事件での失態による犯人たちの自決(牧野伸顕を殺しに行った人々)だとか、長屋王の自殺やら、僕には理解できないものばかり。

 僕が追い詰められた事柄は、列挙できる、たとえば、自分が同じ過ちを繰り返すことを自責した時に自死を考えることもあったりする。それでもしかし自分のことですら、フラッシュバックしたとしてもそこまでの気持ちになれない。


 報道はどうなるのだりうか。古谷氏の批判は他にもあったが。


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