第7話 殺し屋の修学旅行

 学校を通ってしばらくたち、修学旅行に行くことに。修学旅行のメンバーは、

俺、夜桜大翔と雷儀、そして、釜土、夢道、後は同じクラスの香月さんと川島さんだ


 香月さんは女で川島さんは男だ。



一クラス分がバスに乗った後、汽車に乗って行くらしい。


雷儀は、この修学旅行を楽しみにしているらしく、すごくワクワクしている

「わーい、初めての修学旅行だ、楽しみすぎて夜しかねれなかった」


 俺は殺し屋で、彼はヤクザだったのだからきっと幼少期の頃から、劣悪な環境にいたのだからな。



 すると、気になったかのように、川島さんが話しかける、「小学校の頃は、修学旅行、行かなかったのですか?」


「ちょっと過去にいろいろあってな、」


それに続いて夢道が話しの話題に入る「そりゃ人生いろいろありますからな~」



色々話した後バスに乗った。



 俺と雷儀は、一緒の席で、その後ろが、釜土夢と夢道ひかり、そのまた後ろが香月さんと川島さんだ。


「それでは、皆様発車いたしまーす」


バスが、動き出した。




雷儀は、ずっとウキウキした状態だった

「おい、夜桜外見ろ、鳥だ鳥だ!」


雷儀は、窓側「あ、あぁ鳥だな」


夜桜の顔は無表情だった。


後ろでは、夢道ひかりと釜土夢が楽しそうに会話をしている。



夢道ひかりが質問する。

「で、どこに行くんだっけ?」



「養老の滝だよ」



「養老の滝?」


「滝の水が、全部お酒になったという伝説があるらしい」


「へぇ~」


どこに行くのかくらい、知っといた方がいいような



しばらく、バスに乗っていると、汽車があるホームが見えた。


夜桜がバスに降りるとき、運転手がにこやかに声をかけてきた

「気を付けて、楽しんできて」


「わざわざありがとうございます」夜桜はお辞儀をして行った。



汽車に乗ろうとする夜桜たち、子供のようにはしゃぐ雷儀

「おい、夜桜早く、乗るぞ」


「そんなに慌てんな、子供じゃないんだから」


夜桜が汽車に乗り込むと


後のメンバーが慌てだす。

「ちょ、ちょと待ってください」


その隣の、車両で風太と、舎弟たちが汽車に入ろうとする。

「ここの汽車は、どうやら格闘技ができる場所があるらしい。キッズ達ここで手足がボロボロになるまで鍛えるぞ」


舎弟たちは、気が抜けた顔で、返事を返した。


「はーい」

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