このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(175文字)
非常にシンプルな構成でいて、冒頭からのつかみは完全。ボクも走り屋系クルマ小説を書いてるジムカーナドライバーですが、本作の完成度には唸らされました。主人公の愛車がDA系「インテグラ」というのも渋くていいですね。
カッコインテグラでおなじみ、DA6インテグラに乗る主人公が、ひょんなことからある女性を横に乗せ、カーチェイスを繰り広げる疾走感ある物語です。コンパクトで読みやすく、尚且つ読んでいて臨場感のある描写は、私のようなクルマ好きから、アクション系の作品が好きな人まで、ハマること請け合いです!!インテグラが夜のシーサイドラインを駆け抜ける姿・・・! ぜひ、読んでみてください。
やはり、サスペンスとクルマの相性はバツグンですね。ドライブ描写の臨場感が最高!
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(51文字)
峠を攻める、マニュアルシフト、ジムカーナ、サイドターン……とても懐かしい香りのする物語。焼けたオイルと、擦り切れて悲鳴を上げるタイヤの煙の匂い。まさしく、走り抜ける。今の車にはない感触と楽しさ。とてもスピード感溢れる物語でした。
専門用語が若干多い気もしますが、1話1話が短くて読みやすかったです。後書きで全ての解説がされているのも丁寧で良かったです。作者さんが創りだす疾走感。とても魅力的でした。主が絶対に読み返しに行く本棚企画主です。企画への参加ありがとうございました。