２７　季節なし広場

　　　動き出す七人。

　　　瞬、星美、退場。

宇田「なんとか逃げられた……」

如月「……優は一命は取り留めたけど、しばらくは入院……」

宇田「火星人だなんて無理だよ！　時給７００円でこんな危険な……」

たま「弱音を吐くんじゃない！」

　　　宇田をビンタするたま子。

宇田「痛っ！」

如月「たまちゃん……」

たま「今は、たま子レッドよ。死んでいったヒーローたちは何度も負けを繰り返して、そ　　　の屍を超えて戦ってきたの」

やよ「でも、あまりに力の差があり過ぎるわ」

宇田「ヒーローになった身体でも歯が立たなかった」

如月「とても今のままじゃ……」

たま「わかってるじゃない。今のままで敵わないなら、ヒーローがやることは、たった三つ」

如月「何？」

たま「修行と、必殺技の開発、あと人員補充」

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