あとがき

あとがき+解説

どうも、布団に入りながら読む小説が最高!と思ってる「昨夜の完徹」と申します。


何度も言いますが、初めて書く小説だったので読みにくいところが多くあったと思います。

それでも多くの方に見ていただけているので嬉しいです。


この小説実は、最初ノリで「そうそうに不倫です」というタイトルをつけて、それに合うように1話を書き、それに合うように2話、それに合うように3話といった感じで書いてきました。

だから前半で適当にばらまいた伏線を回収するのが大変でした。

そもそも、最初は女性目線で不倫の物語を書こうとしていたのだからそれも当然ですよね。

3話あたりでジャンルは恋愛からミステリーへと変わりました。

そこからはちゃんと最後までの道筋を決めて書ききりました。


さて、そろそろ解説へと移ります。


解説はしますけどほとんど第2章~第5章までの間に答えが書いてあったと思います。

なので皆さんが分からなくなりそうなところだけ解説しますね。


まず、憲介が水森恭子だと思っていた人は水森清香だったことは分かっていただけたと思います。

じゃあなんでわざわざ恭子のフリをしたのか?

それは清香が恭子を殺したことを隠すためです。

清香は母を忘れようとしたり、お金を勝手に使った恭子を「母のため」に殺害します。

しかし、このままでは恭子が行方不明となったとバレ、いづれ清香は捕まってしまいます。

捕まることを恐れた清香は「清香としても生活しながら、恭子としても生活する」ことで2人ともこの世に存在することにしようと考えました。

なんせ2人は瓜二つだから。

清香は恭子から「恭子になるために必要なもの」を全て奪い、恭子になろうとしました。

恭子の会社に堂々と行き、「自分」が退社することも伝えに行きました。この時誰も疑わなかったそうです。

他にもどんどん「恭子」を、社会から引き剥がしていき、「2人」として生活しやすく整えていきました。

まだこれだけでは心配になった清香は役所に「水森恭子は生きている」という証拠を残そうと考えました。

そこで思いついたのが「水森恭子として結婚する」というものでした。

これなら所得がないことも問題にならないし、役所には「私」の名前が残る。

私が「私」でいられるようになるのです。


こんな感じでどうでしょうか?皆さんの謎は解けましたか?


質問があればどんな形でもいいので聞いてください。


ご愛読ありがとうございました!!

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そうそうに不倫です サクヤカンテツ @atokku

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