第5話 不思議な感覚はあいちゃんの力

いきなりたっくんのことをたくみって呼んで、うちは不思議な感覚を抱いていた。たっくんは固まっているうちを見て話しかけてきてくれた。


あお「んー・・・」

たく「俺思った。あいちゃんの力じゃね?」

あお「えっ?」

あい「あい!」

あお「あいちゃん・・・?」

あい「きゅぴ?」

あお「あいちゃん、うちがたっくんの呼び名を変えたいと思ってるの分かってた?」

あい「あい!」


不思議な感覚の正体はあいちゃんのおまじない。あいちゃん、すごいね。


それから3日後、あいちゃんはうちが着ているチュールスカートのレースを握ってうちを呼んだ。


あい「あーおー」

あお「なぁに?」

あい「こえ!」

あお「なにこれ?」


あいちゃんが出してきたのは1枚の紙。たっくん教えてー(泣)。


あお「うーん・・・」

たく「どした?」

あお「たっくん!!(´。>ω<)ぎゅ〜っ♡♡♡」

たく「んだおい。まぁいいや。でなにこの紙」

あお「あいちゃんに渡されたの」

たく「多分保育園かなぁ。まーいいや。見してみ?」


たっくんはうちがあいちゃんから渡された紙を軽く見て、すぐにこう言った。え、たっくんすごい。


たく「あいちゃーん」

あい「あい!」

たく「これ読める?」

あい「よめなーい。あーおー、あしょんで」

あお「きゃー!かわいいー!あれ使って遊ぼ!」

あい「あい!!」


うちは部屋からぽんぽんを持ってきて、あいちゃんに渡したの!遊ぶと言っても、ぽんぽんを振って遊ぶなんて、あいちゃんとでしかできないことだもん!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る