葉瑠が知っていたこと、僕が知らなかったこと。

 僕の言葉に、葉瑠は否定も肯定もせず、ただひとつ息を吐いた。


『どこから、話そう……。じゃあ、私が康史くんにはじめて告白された時の話をしようかな。高校二年の、彼の春季大会の途中だった、と思う。好きだ、っていきなり言われて……、いや、突然でもなんでもないか。予感はあった。良くも悪くも彼は自分の想いをストレートにぶつけてくる、すごく分かりやすいタイプだったから』

「春季大会の途中? 終わった後、じゃなくて?」

『うん?』なんでそんなこと聞くの、と葉瑠が首を傾げる。『途中だったよ。これは間違いない。告白される前まで、私に、次の試合緊張するなぁ、って言ってたから』


 告白する、という宣言を、僕が城阪から聞かされたのは、春季大会のあとだった。もしかしたら僕はこの時点ですでに、大きな勘違いをしていたのかもしれない。


「それで告白の結果は?」

『もちろん……断ったよ。好きなひとがいる、って』

「好きなひと……」

『想像にお任せします。……でも嬉しい気持ちもあった。嫌いなひとならなんとも思わなかった、と思うけど、康史くんのことは嫌いじゃなかったから。ただ一番じゃなかっただけ。友達のままじゃ駄目かな、って私が答えた時も、彼は爽やかで、ごめん、変なこと言って、なんて笑顔のままだった。優しいひとだな。そんなふうに思ったけど、たぶんあれは違うんだ。自分自身の感情を必死に抑えるための方法が、それしか思い付かなかったんだ、と思う。彼は、とても弱い心を持ったひとだから』


 葉瑠は寂しげに、すこしだけ棘のあることを言った。


「弱いなんてイメージ、ないけど……」

『ううん。もちろん私も、あなたも、誰しもがひとつやふたつは心に弱さを持っている、と思うよ。彼だけが特別だって言いたいわけじゃない。でも彼は、いままで弱さを見せる隙もなく生きてきたからか、心のもろい部分に、どう折り合いを付ければいいのか、分からなかったのかもしれない』

「詳しいね」

『恋人だったから、ね』その声の響きには、どこか虚しさがある。『一度断ったあとのことだった。知ってる? 私と彼が付き合っている、って噂が流れてたの?』

「まぁ、一応、は」


 海へ行った時、僕が聞きたくても聞けなかった、あの噂だ。


『あの頃、結構大変だったんだよ。康史くんのことが好きだった子たちから陰口言われたり。……彼も否定してるんだろうな、って思ってたら、肯定も否定もしてなくて、思わせぶりな態度を取ってたんだ。はじめて違和感を覚えたのはその時かな。まぁでも怒るほどじゃないし、格好つけたかったのかな、って思うくらい』


 葉瑠は苦笑いを浮かべている。


「でも、そのあと本当に付き合ったのは……」

『もう一度、告白されたんだ。一回負けたくらいで終わりにはしない、って思うところが、スポーツマンな感じだよね。誰かさんと違って』


 僕を見る彼女の目に耐えられず、顔を逸らした。


 心のどこかで思ってたんだ。俺、自分が優しいやつだって、ね。だけど違うみたいだ。お前たちふたりを見てると、さ。


 葉瑠に告白することを僕に伝えた時の、彼の言葉を思い出す。抜け駆けするような態度を取ってしまったことへの罪悪感から来ているものだとばかり考えていた。でもそれよりもずっと前から彼は、彼女に告白をしていた。だったら、なんで城阪はあんなことを言ったのだろうか。


「その告白は、いつ?」

『三人で海に行った時より、ちょっと前かな。ふたりで遊びに行きたい、って言われて、その帰りに。断るつもりだった』

「つもり……?」


『まぁさっきも言ったけど、私には好きなひとがいたから』ねぇこっち向いてよ、と葉瑠が僕のほおに手を添える。手のひらの感触はない。改めて、彼女が幽霊だと実感する。『そしたら、康史くんが言ったんだ。結城には好きなやつ、いるよ、って』


「なんでそこで、僕の名前が?」

『分かってるくせに。俊くんのそういうところ、良くない、と思うな』

「そうだね。ごめん」


『素直でよろしい』ようやく目を合わせた、と葉瑠が続ける。『だから私、海で聞いたでしょ』

 結城くん、って、好きな子いる?

 あの時、葉瑠はどんな気持ちで、この言葉を吐き出したのだろう。


「葉瑠……それは――」

『大丈夫。もちろん嘘だって分かってる。でもやっぱり気にはなるから、一応は聞いておこうと思って。無いとは思うけど、もしかしたら未希ちゃんかも、って悩んだりもしたんだよ』


 雨が強くなる。だけど屋根に守られて、ベンチにまで侵入してくる様子はない。

 星でも瞬いていたなら、すこしこのどんよりした気持ちに変化をくれただろうか。だけど黒ずんだ雨雲に隠れて、見ることは叶わない。


「僕は、好きなひとなんて、いなかったよ」

『いなかったの?』

「ひとり以外」


 彼女が、ふふ、と笑う。


『ありがとう。……って言って、全然別のひとだったら、恥ずかしいね』そんなことは絶対にない、と分かっているような表情だ。『確実と言えるくらいに自信があったわけじゃないけど、康史くんが嘘をついてるんだろうな、っていうのは、分かった。そこまでして私と付き合いたいんだったら、別にそれでも良いかな、なんて気がしてきて。憎からず思っているひとから好意を向けられたら、やっぱり嬉しいもんだよ』


 それに一番のひとは、私の差し出した手に気付きながら、握ろうともしなかったからね。


 葉瑠の目が、そう語っているような気がして、僕はなんて返していいか分からなくなった。


「うん」

 と、自分でも感情の不明瞭な相槌が、ひとつ口から出ただけだった。


『責めてるんじゃないんだ。……ただ、もしも、の世界を考えてみてるだけ。もうひとつの世界での私はいまごろ、どういう人生を送っているんだろう、って。幸せに生きてるのかな。どう思う?』

「それは、分からない。僕もその世界の住人じゃないから」

『そっか。でもそういう時は、嘘でも、幸せにしてみせたよ、くらい言えるようにしておくといいよ。あぁだめだ。仮定の話は、虚しくなる。……話、戻すね』葉瑠の表情が、すこし翳りを見せる。『それで、二年生の夏頃か。その辺りから、康史くんと付き合いはじめたんだけど……、うん、最初はとても楽しかった、かな。優しかったし、爽やかな彼は、たぶん彼氏としては完璧に近いひとだった。一点だけ除いて、とても完璧な』


 葉瑠が立ち上がり、机のうえに座る。話すことへの、かすかなためらいがあるのかもしれない。


「葉瑠、もし話したくないなら、別に話さなくてもいいよ」

『大丈夫。聞いて欲しいから。私が知っていること、見てきたこと。本当は生きている間に言いたかったんだけど、あなたを前にすると、言えなくなった。あなたを巻き込むのが怖くて、もあるし、何より知られることで嫌われるのが、怖かった。きっかけは三年生になる、ちょっと前くらいだったかな。確か学校で、ね。康史くんが告白されたらしくて。断ったんだ、っていう話を、彼が、私にしてきたんだ』

「でも確か、その頃、って……」

『うん。もうほとんどみんなに知れ渡っているような状況だったから、もちろんその子も知ってたよ。私たちよりひとつ年下の女の子で、ほら、よく男子が学校で一番かわいいなんて言ってた、あの子』


 その言葉を聞いて、ぼんやりと顔が浮かぶ。不確かな記憶を頼りにしているから、自信はない。ただとても美人な女の子だった記憶がある。


古山ふるやまだっけ、古瀬ふるせだっけ……。確か、そんな名前だったよね」

古川ふるかわさん、だよ。……あぁでも、彼女は何も悪くないし、関係ないんだ。問題はそのあとの、私たちの会話。俊くんの件でもそうだけど、康史くんは、嫉妬深くて、他人を過剰に束縛してしまう性格で、根底にはつねに危うさがあるんだ。……私、なんて言ったんだったかな? わざわざ言ってくるなんて怪しい。隠れて付き合ってるんじゃないの、とか、確かそんな感じのことを言って……。ちょっとした冗談のつもりだったんだけど、どうも、触れちゃいけない場所を刺激しちゃったみたいで』

「それで、結城は?」

『顔を真っ赤にして、怒鳴り散らしてた。俺がそんなことするわけないじゃないか。なんで、そんな言い方するんだ。それこそお前のほうが、みたいな、ね。その時、康史くんが、お前だって、こっそり結城と、なんて言ってきて。私は全然気付かなかったんだけど、付き合ってからも、彼は、私とあなたの関係をずっと疑ってたみたい』

「僕たちは本当に、何もなかった」

『それは私が一番、知ってるよ。私は完全に諦めたつもりだったのに、勝手に疑われるなんて、ひどい話だ』


 苦笑する葉瑠はどこか楽しげだ。楽しい話でもなんでもないのに。もう彼女にとっては、過去、でしかないのだろう。


「葉瑠……」

『そんな顔、しないで。そんな顔、されたくない。……で、どうする? 続きを聞く。ここからは、楽しい話なんか、何ひとつ、ないよ』


 その顔は、いまの僕なんかよりも、大人びて見えた。


「聞くよ」


 色彩のない世界を語るように、葉瑠の言葉は淡々としていた。

『何から、話そうかな……。まずは文芸部の活動だね。これは許してくれたけど、でも必要以上に結城には関わるな、って言われたな。なんであなたが勝手に決めるの、って思ったから、すこし逆らった面はあるけど、やっぱり以前のようには、話せなくなった。ごめんね』

「謝らないでくれ」


 葉瑠は謝ったけれど、本当に謝るべきは僕のような気がする。だって僕は、いままで通りの変わらない関係だ、と違和感さえ覚えていなかったのだから。


『うん。ありがとう。あとはなんだろ、他のひとでも、そう。特に男子と私が関わるのは、絶対に嫌だ、って怒ったり、泣いたり、してたな。そんな無茶な、って思ったけど、本気のトーンで言ってくるから、何も言い返せなかった。未希ちゃんにも相談したんだ。そんなやつと別れたら、って。でも、こうなんて言うのか……、このまま彼を見捨てていいのかな、みたいな気持ちもあって、迷い続けてた』


 傘原、知ってたのか……。

 あんなのと付き合うくらいなら、前も言ったけど、結城が良かったな。

 傘原は確か、そんなことを言っていたはずだ。あんなの、という言い方はやけに辛辣だな、と思ったけれど、葉瑠から相談を受けていたのだとしたら、その言葉もしっくりとくる。


「でも、別れることにしたんだ、よね?」

『うん』

「そっか」

 逆だ、とずっと思っていた。振られた、という〈ラ・テリア〉で最後に会った時の、彼女の言葉を鵜呑みにして。


『夏の大会がはじまる前に、ね。私のことなんて忘れて、野球に打ち込んでください、って、そんな気持ちだった。でも、もしかしたら、私の判断は間違ってたのかもしれない。まぁ、どうしたら良かったか、なんて、結局は分からないんだけど、ね。別れてからが、はじまりだった。嫌がらせ、されるようになったんだ』

「どんな――」

『聞きたい? 家の前でずっとうろうろしたり、スマホに大量のメッセージを送ってきたり、もう別れてるのに、まだ恋人だって周りに言ったり。簡単に言えば、そんなこと。でもどんなことを言われたとか、詳しいことは言いたくないな。あまりにひどすぎて』


 ストーカーになった彼のイメージが頭に浮かぶ。ぴんと来ないのは、僕が彼の暗い一面を知らなさすぎるからだろう。だけど確かに、事実としてあったことなのだ。


「大丈夫、聞かないよ」

『……うん。それから、夏が終わった頃だったかな。私の心は、もう限界だった。穏便に済ませることができないくらいに。自分でも驚いたんだけど、私ってこんなに強く相手を攻撃するような言葉、口から出せるんだな、って。たぶん康史くんより、私自身のほうが驚いてた、と思う。でも、そうしないと、終止符が打てないような気がして。……その次の日だったかな。〈ラ・テリア〉にあなたを誘ったのは。俊くん、本当に鈍感なんだから』


 葉瑠が眼をつむる。瞳の奥にある悲しみを、見られたくなかったのかもしれない。彼女の言う通り、本当に僕は鈍感だ。何も気付くことができなかったのだから。あの日、コーヒーカップを持つ葉瑠の手は、震えていた。震えの裏に隠されていたのは、僕が想像する以上の、恐怖、怒り、緊張、だったわけだ。


「僕は――」

『でも私は、俊くんがそのくらい鈍感で良かったな、って思ってる。私はあの日、あなたに打ち明けようと思ってた。でも同時に、私の底にある暗い部分は絶対に見られたくもなかった。矛盾した気持ちがあったから。あれで良かったんだ、きっと。ありがとう。鈍感で、いてくれて』

「気付いていたら、きみの死はなか――」

『さっきも言ったけど、仮定の話は虚しくなるだけだよ。お互いに。現実として、死んだ私が、ここにいる。……あなたと別れたあと、私、高熱が出てね。何日か、私、学校休んだんだ。それでようやく熱が引いてきた時だったかな。お見舞いに来たの。康史くんが。私の住んでるマンションに。両親も仕事でいなくて、私ひとりだった。たぶん彼もそのタイミングを狙ったんだ、と思う。入れるか迷ったんだけど、いままでのこと謝りたい、って言われて。部屋の中に入れるのは嫌だったから、私が外に出て、屋上で話すことにした。他のひとには見られたくなかったから』

「屋上、って……」


 嫌な言葉が、頭に浮かぶ。飛び降り自殺。かつて僕が新聞で見た言葉だ。


『だって仕方ないでしょ。彼から嫌がらせみたいなことはされたけど、やっぱり心の底では信じたい、って気持ちはあったし、それに、そもそも自分の身近なひとがあんなことをするなんて思わないよ。そんなのは遠い世界の出来事だ、って』

「あんなこと……」

 もうそれ以上は、聞きたくない。だけど制止する言葉を、自分の口から出すことができなかった。


『私の住んでたマンションの管理人さん、って悪いひとじゃないんだけど、管理がずさんで、本来なら立ち入り禁止にしてないといけない屋上へ行くドアに、いつも鍵を掛けていなくて。柵もないマンションの屋上で、彼に言われたんだ。私の前の攻撃的な言葉に絶望したのかもしれない。もう俺は、お前のいない世界で生きていけない。関係を戻せないなら、一緒に、ってね。彼が屋上の端に向かって歩き出して、慌てて止めようと近づいた私は……、突き飛ばされたんだ。ふらついて落ちそうになって、私、必死に手を伸ばして、た。彼に向かって、ね。だけど、私の手を掴んでくれることはなかった。一緒に死ぬために、先に私を殺そうとしたのか、それともただの勢いだったのか、私には分からない』葉瑠が一度、言葉を切る。『軽率な行動だって、もちろん分かってる。でも、さっきも言ったけど、遠い世界の出来事、って思ってたから。ひとがひとを殺そうとする現場に自分がいる、ってなかなか思えないものだよ……』

「でも、事故でも殺人でもなく、自殺になった」


『警察のひとが、どう判断したのかは分からないけど、私、部屋に遺書を残してたから。もしかしたら、そのせいもあったかも』なんで遺書なんて、と僕が聞く前に、彼女が言った。『あの時期は、本当に精神的に参ってたから、つい勢いで書いたやつがあって。私が死んだ後、警察と康史くんの間に、どんなやり取りがあったかは知らないけど、自分が原因です、なんて絶対に言わないだろうし、ね』


 彼が逮捕された、という事実はない。その結果を、僕は知っている。

 疲れを吐き出すように、葉瑠が、ひとつ息を吐く。幽霊でも疲れるのか、と僕はそんなどうでもいいことを考えていた。


 ふたりが屋上にいた、ということは、雨はまだ降っていなかったはずだ。だけど、彼女の死体は雨に濡れていた、と僕は後になって、クラスメートから聞かされている。死んだ葉瑠に降り注いだ雨は何を思っていたのだろう。血だまりに眠る彼女をすこしでも綺麗にしたかったのかもしれない。彼女は、雨に愛されていたから。


 なぁ死んだひとのこと、いつになったら忘れられるのかな。


 城阪の言葉を思い出す。やっぱり彼は卑怯だ。一緒に、と言いながら、彼女が死んだ後も、生き続ける道を選んだのだから。でも人間なんて、そんなものなのかもしれない。


「城阪が死んだの、転落事故だって聞いたけど、もしかして……」

『この姿になったあと、彼と再会したのは、偶然だよ。私は意識的に、彼を避けていたから。もし会えば、私の感情がおかしくなってしまいそうな、そんな気がして、ね。でも……駄目だった。会いたくないひとに限って、会っちゃうから。誓って言うけど、私は何もしてないよ。彼が勝手に、私に怯えて、それで、まぁ、そういうこと……。あなたと同じで、私が視えるみたいだった』


 雨がすこし弱くなった。このまま晴れれば、雨夜の星でも見られるだろうか。


「逃げて、ごめん」


 僕の言葉に、葉瑠が笑う。


『突然、言わないでよ。まぁあの時は無視されて、悲しかったけど……。私に気付いてるくせに、ってね。せっかく幽霊が実際にいたんだから、もっと楽しそうにしてくれれば良かったのに』と葉瑠が、からかうように言った。『まぁこうやって、また会えたから、良いよ。許してあげる』

「うん」

『あっ、やっぱり、いまの無し。許してあげない。……許す代わりが欲しい』

「代わり?」

『約束、守って。海へ行く、って』

「いまから?」

『さすがにこんな遅くに電車は動いてないから、あなたが帰る時でいいよ。……だって、ひとりは寂しすぎるから』

「本気?」

『さぁ、どうでしょう?』


 葉瑠が、僕に向けて、手を差し出す。実体のないその手に触れることはできない。


 彼女は、僕を連れていくつもりなのかもしれない。海へ、という意味じゃない。この誘いに乗ってしまえば、僕はもうこちら側へと戻ってこれないかもしれない。幻想が、死者の世界に、僕を引っ張ろうとしている。


 確証はない。ただ、そんな気がしただけだ。

 でも……。


「いいよ、行こうか。ふたりで、海に」

 それでもいい、と思った。

 

 はじめて僕は、彼女の手を掴めた気がした。

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