第2話 アーマーゾンビ

🐔翌日🐔コケコッコー


(´・ω・`)

「んんーむにゃむにゃ」zzz「だからギャオッピはタマゴッチの互換品で・・・おっ、もう朝か。ん、何やら弟の部屋が騒がしいな」


(´・ω・`)

「おい、開けるで」ギィー


🧟⚙

「ヴヴヴヴヴヴヴヴヴーーーー」ウロウロ


(´・ω・`)

「ギョエエエェ!ゾ・・ゾンビが自由闊達に歩いとる!もう終わりや。南無三」


(。・・。)

「大丈夫だよお兄ちゃん」ヒョコ「ゾンビをよく見てよ」Look


(´・ω・`)

「弟!生きとったんか」ヨカッタ-「ん、なんやこのゾンビ、PSVRみたいなゴーグル着けとうし、おまけに身体の至る所に機械のパーツが着いてるやん」


(。・・。)

「テレイグジスタンスをつかった装着型サイボーグって言えばいいのかな。これでゾンビを遠隔操作するんだ!」エッヘン


(´・ω・`)

「・・・HOW ?」


(。・・。)

「OK!順を追って説明するよ。まず僕の着けているこのゴーグル、これはゾンビの着けているゴーグルと視界を共有することができるんだ」


(´・ω・`)

「フムフム」


(。・・。)

「次にこの身体中に装着しているパーツ。例えばお兄ちゃんが左手をあげる時、脳から筋肉に電気信号で命令がいくよね?左手をあげろって」


(´・ω・`)

「それで?」


(。・・。)

「僕が装着したこのパーツが僕の電気信号を感知してそれをゾンビに瞬時に送信するんだ」


(´・ω・`)

「つまり?」


(。・・。)

「僕の動きをゾンビが完璧にトレースするってこと。安全な場所からゾンビを操作して街を探索することが可能になるんだよ!!」


(´・ω・`)

「・・・・最高やん」


🏘街🏘


🧟⚙

「ヴヴヴヴヴゥゥゥ」キョロキョロ


(。・・。)

「視界良好。反応速度良し。走ることができないのはしょうがないか。次は万が一を考えて他のゾンビに接触を試みるよ」


(´・ω・`)

「ここで敵と認識されてしまえば元も子もないもんな」


🧟‍♀

「ヴヴヴヴヴ」ノロノロ


(。・・。)

「女ゾンビ発見!さぁ行くぞ」


🧟⚙

「ヴヴヴヴヴヴヴ」タッチタッチ


🧟‍♀

「・・・・・・・・」


(。・・。)

「敵対反応無し・・・。お兄ちゃんこれで怖いものなしになったよ」ワーイ


(´・ω・`)

「ほんまやな」ワーイ「ほな早速今日の食料を確保しに行こ」


(。・・。)

「それも大事だけど、僕達にはやらなければならないことがたくさんある」


(´・ω・`)

「例えば?」


(。・・。)

「まず一つ目、世界の状況。自分たちの暮らしのことで精一杯だったから今の日本、ひいては世界の具体的な状況が全くわからないんだよ。僕はそれが知りたい」


(´・ω・`)

「どこかの国がパンデミックを抑えてる可能性もあるかもしれんしな。2つ目は」


(。・・。)

「この近辺で僕達みたいにゾンビに怯えながら暮らしている人がいるかもしれない。その人達と連絡を取り合って、できれば共同で暮らしたい。人手は多いほうがいいし、これから先もできることが増えると思う」


(´・ω・`)

「かわい子ちゃん優先やで。それで3つ目は」


(。・・。)

「このシステムの増産だよ!元となるゾンビはウジャウジャいるけど機械のパーツが全然足らない。これを集めないと」


(´・ω・`)

「つまり、アーマーゾンビを増やして、近くにいるかもしれない人たちを助ける。そして食料を確保しつつ外の世界の情報を入手していく・・・こんな感じやな?」


(。・・。)

「アーマーゾンビって何?」


(´・ω・`)

「今名付けた。なんやゾンビが鎧着とうみたいに見えるやろ」


(。・・。)

「確かに」ワラワラ「よし、じゃあこのアーマーゾンビをつかって早速取り掛かろう!!」


(´・ω・`)

「合点承知の助!!」

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