キャリアウーマンの嫁がムカつく

第14話「こう見えてお互いA型」

　今まで読んでくださった読者の方々、誠にありがとうございます。

　そして、ここまで読んでくださったからこそ、タイトルに驚きを隠せない事でしょう。

　そうなんです！

　実は、二人ともまごう事なきA型なんです。

　A型と言えば……几帳面、真面目、神経質などなどザ・日本人を表すようなタイプをイメージすると思いますが、嫁は全く逆でしかない。

　皆さん、お久しぶりですが、嫁との日常がもうもうムカつき過ぎて筆を取らせて頂いた次第でございます。

　アイツはね……やったらやりっぱなし人間なんですよ。

　僕はね、夏でもトイレの便座は暖かくしおきたいんです。

　だから、便座が冷えないようトイレの外フタは必ず閉める！

　徹底です！

　なのに、嫁は絶対に閉めない！気付くとトイレが全開でパカッと口を開いてる。

　座ると、お尻にジンワリ冷たい感触マジでムカツク！

　大体、トイレの便座問題は男女逆だろ！

　あと、靴下片っぽ行方不明になる問題。

　嫁はね、家に帰るやいなやブツブツ文句言いながら、ソファーにドスンと座ってもうそこから動かないんですよ。

　行動がただのおっさん。

　で、スマホをいじりながら靴下を脱いでほっぽり投げたまま。

　あーーもう、ほんとこれムカツク！

　なんで、帰って来た瞬間靴下脱いで洗濯機に入れる動作が出来ない？

「おい、おまえ靴下洗濯機に入れろ」

「ん？明日履くから置いてんだよ」

　明日履くんじゃねーよ！ほっぽり投げるのは、置くとは言わねー💢

「えっ？えっ？あれっ？昨日ここに置いてたのに靴下片っぽないよ？」

　知らねーよバカッ

　そして、デン子ちゃんの注意喚起を全て無駄にする家電音痴な嫁

　まず、PS４の電源をちゃんと切る確率２割。朝起きて白い箱が『ジーッ』て鳴ってるのを見ると殺意が湧く

　お湯を沸かすとき、ティーファールは満杯にして沸かす。

　ポット一杯分の水の量をなぜ入れられない。

　お湯沸くまで時間かかるだろうが、ムカつく

　部屋のドアを開けっぱにするから、外気が漏れてエアコンの無駄遣いになる問題。

　ドア開けっぱは、ほんと意味が分からない。

　開けたら閉める1ターンで出来る動きだろ。

　ムカつくから、後ついてって部屋から出た嫁のドアを閉めたら

「すぐ戻るだろ。わざわざ閉めじゃねー！」

　はっ、ふざけんなっ。開ける動作と閉める動作は、それぞれ1ターンじゃねー。開閉で1ターンだ！別動作じゃない。同じ動作なんだ。なぜ出来ない。

　あと、しゃもじ問題。

　僕はご飯をよそった後、軽くすすぎたいから、とりあえず流しに置きに行く。

　嫁はそれがたいそう気に食わないみたい。

「炊飯器の上に置いとけ」

　なんかすごい怒られて、わざわざ流しに置いてたしゃもじを取って来て炊飯器の上に置かれた時は、えっ？そんなに怒ること？って思った。

　あと、ごはんと言えば、嫁はなんでも食器棚から出そうとする。

　いやいやいや、乾いてる途中のスターティングメンバーの食器を使え！

　洗うの誰だと思ってんだ！余計な洗い物増やすな！

　まじムカツク！！

　そんな事をあげたらキリがないですが、この前発見しました。

　唯一嫁が出来る事。

　それは……電子レンジの扉を閉める事。

　電子レンジは、使い終わったあとなるべく庫内の温度を冷やしたいから、開けっぱにしてるんです。

　すると、無言で『バタン』と閉める嫁

　ん？なんだ改心したのか？

「どうして、他の物は開けっぱなのに、電子レンジだけはちゃんと閉めるんだ？」

　と問うた所

「ん？……さあ？」

　どうやら、本人さえもわからない模様。

　あと、給湯器もマメに消すから、お風呂沸かしてる途中で消されると大変。

　エアコンの内部洗浄中に「もったいないから」と強制的にＯＦＦにするから「おーーい！やめろーー！」と発狂する。

　サーキュレーターで空気を循環させても、「扇風機とエアコン両方使うのもったいないでしょ」と消す。

　おーーーーい！逆なんだよ！全部ぎゃくぎゃく！！

　どうして、そうなるんだ！

　最近気づいたんですが、実はお互い几帳面でお互いマメなんです。

　ただ同じ世界に生きてるはずなのに、なぜか嫁だけ別の世界観で生きてるだけ……ただそれだけなんです……

　よく自己啓発本とか、セラピー系の本を読むと『許しましょう』とか『相手の事を理解すると怒りが収まる』とか書いてあるじゃないですか。

　えーえー、それらを踏まえた上で敢えて言わせて貰えますね……

　例え、理解出来たとしても事態が何も変わらなかったら、怒りが収まるはずがないだろーーーー！

　本書いた奴、バッカじゃねー

　あーもうほんとムカツク！

　PS.ムカつく自分を責めるのではなく、ムカつく自分を許しましょう。