三丁目 DUG

いゃ〜疲れた!仕事で失敗すると、心労で疲れが倍増する。ビールを飲みながら深いため息をついた。さてどうするかなぁ〜

翌日、本社から新宿店に電話がきた、

DUGさん持ち帰ったんだって?特注なのにどうするの?やや、キツめな言い方だ!

その店の為に、特注て作ったのに他じゃ売れないよ!在庫になるだけだよ!そうですね!何とかします!と言って受話器を切った!搬入経路の確認は慎重にやらないと、ひどい目に遭う!今回は、階段の天井にぶち当たった!この場合、通常ならば、ユニックで吊り上げ、2階の窓から搬入したいところだが、イタリアのアンティークな窓ガラスは、全てが繋がっていた!万事休すか!と思いつめながら店の窓ガラスを見ていた。すると、たまたま店に工事に来ていた水道屋さんが、声をかけてきた。どうしたんですか?こちらの事情を話すと、窓ガラスを私が切りましょうか?と簡単に云った!えっ切れるんですか?たぶん大丈夫です。ここのところを溶断して、工事が終わったら、また同じ様に溶接します!

俺は、藁にもすがるように、見積もりお願いします!と、言った。

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