第58話 感情 1
たった今気づいた。
普通、人は過去から得るものは多いが、流されてはいけない。
私も地に足をつけていたつもりでした。
不安定な感情も、経験した本人である私も、気づかず、
まるで隠れていたようなものだった。
ある人と話し、私は過去に触れた。
そして遅い晩御飯を食べながら、いつものように漫画を見ていた。
私は決めている。御飯の時は本、トイレの時はアプリゲーム。
小説を書いている時は、音楽を聴きながら、映画も同時に見ながら
書いている。
今、いつも通り漫画を読みながら御飯を食べていたら、涙が出た。
私の中に悲しみがあるのは見つけた。
と言うより悲しみしか無かった。
不思議に自分でも思うが、私の感情は完全に分断されている。
ステンドグラスを完成させる前の状態のように、幾つかに別れている。
当然、それは非常に危険だということは分かる。
ひとつの感情しかない状態というのは、まず体験者も少ないだろうし、
それに気づく人は更に少ない。その上、対処するとなるとかなりの精神と
体力を使うことになる。先ほど気づいた私は、気づいたら呼吸も殆ど出来ず、
何事かと思った。いつものような前兆を経由せずにいきなりきた。
今もまだ続いている時間にして、15分以上経過中だ。
私の脳が把握せずに感情だけで動くと、こういう状況に陥ることもあるのだと知った。
人の予想の多くは、それ以上まで行く。今も自分では把握できていなかった。
ほんの僅かしか触れてないのに、圧し潰されそうなくらいの何かを感じる。
脳にも血の巡りが悪いせいか、少し変だ。
体にも痛みが走り出した。胃と腸だ。はっきりとした痛みが走る。
これから歯磨きして、横になるが、毎日、寝る前は苦痛が体を満たしていく。
肺は圧迫され呼吸困難になり、胃と腸にも同様に負荷がかかる。
痛みで1時間眠れない時もある。
痛みが全身にまわってきた。腕から指先までもう今日はやめておこう
嘘の世界への革命 春秋 頼 @rokuro5611
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。嘘の世界への革命の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます