記録

前置き今話は古文単語ばっかり出る関係でひらがながよく出るので現代語訳付きで書きました。

直感で書いたんで違ってたら教えてください。


姉の口からそのことを聞いた俺は市の図書館に寄贈していた記録を読んだ。

795年勅命とて春山一族の伝記を春山勝蔵の妻に書かせん。

( 現代語訳)795年天皇の御命令で春山一族に残る伝記を春山勝蔵の妻に書かせた。

そう書いてあるのを確認した後家に帰って探してみると見つかった。


昔、男ありけり。

(現代語訳)昔男がいた。

男の名は春山勝蔵となんいいける。

(現代語訳)男の名前は春山勝蔵と言う。

その男幼き時より無類の怪力たり。

(現代語訳)その男は幼い時から非常に怪力であった。

弱冠3歳にして熊を殴り殺しけり。

(現代語訳)僅か3歳の時熊を殴り殺した。

5つの時熊を軽々持ち上げあまたいる熊の元に投げたる。

(現代語訳)5歳の時熊を軽々と持ち上げてたくさん熊がいる方向に向けて投げた。

その熊耐えられずして首を折りて死す。

(現代語訳)その熊は衝撃に耐えれることができずに首を折って死んでしまった。

側仕え多少元気が有り余る故と思うて男に狩りに同行させしむ。

(現代語訳)側仕えは元気が有り余っているからだろうと思って狩りに同行させた。

その狩りにて男猪を数頭討ちたり。

(現代語訳)男はその狩りで猪を何頭か討ち取った。

あまたのもの側仕えに倒させしむとてろうずるに男怒りて側仕えに弓と的を運ばせしむ。

(現代語訳)(その狩りに参加していた)大勢のものは「側仕えに倒させた。」と言って煽ると勝蔵は怒って側仕えに弓と的を持ってこさせた。

的を射る前に「的のもなか射らんとす。」とゆいて射るに的のもなかに刺さりたり。

(現代語訳)的に向かって弓を放つ前に「的の真ん中を打つ。」と言って弓を放つと弓は的の真ん中に刺さった。

あまたのもの自らがいられるを恐れて男にわぶ。

(現代語訳)(勝蔵をからかった大勢のものは)自分達に向かって矢が放たれることを恐れて勝蔵に謝った。

これ男10の時のことなり。

(現代語訳)これは男が10歳だった時のことである。

男元服の儀受けたる時に天より「すうぱあまりおぶらざーず」なるげえむのらすぼすくっぱなるものが和に攻めんとす。

故に汝が古の契りを守りてかの者を討て。」という声がした。

(現代語訳)成人の儀式を受けていた時勝蔵は神から「スーパーマリオブラザーズ」というゲームのラスボスであるクッパが日本に攻めようとしている。

だからお前は昔の約束を守ってクッパを倒しなさい。」と言われた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る