第7話『エドガーの告白』

 オイラの名前はエドガー ブラガディン。気軽にエドガーって呼んで欲しいっす。


 25歳独身、今は大学の研究室でショウ ハザマ教授の助手をしているっす。


 え? もっと聞きたい? しかたないっすねw




 実はオイラは日本のアニメやマンガが大好きで、両親に泣きついて日本の大学へ留学させてもらったんす。




 え? 日本語が上手? 当然っす。オイラは原版ままのアニメやマンガを見るために必死で勉強したんすよ。


 とまぁ、そんなオイラでもここまで日本語をあやつるには秘密があるんすけどね。


 え? その秘密を教えろ? 仕方ないっすね。特別っすよ。




 実はオイラは召喚者ってヤツで異世界帰りなんすよ。


 え? 信じられない? そりゃそうっすね。オイラも未だに信じられないっすw


 まぁ、そんな訳でオイラには召喚時に授かった特別な力があるっす。


 その中の『言語理解』であらゆる言語が完璧なんすよ。


 でも教授は全く知らないんで、オイラのことは『無駄に日本語が上手いオタク外国人』って思ってるみたいっすねw




 そして今回の盗難事件(?)の引出しの鍵が開いていたってのもオイラの仕業で、あれは鍵あけの魔法っす。


 ん? なんでそんなことをするのかって? そりゃお茶目なイタズラってやつっすよw


 あんなことになるとは思わなかったっすけどねw




 まぁとにかく給料が入ったんで、欲しかったマンガの新刊を買ってくるっす。




 え? 他にどんな力があるのかって? そりゃ色々っす。オイラ忙しいんでまた今度教えるっすよ。


 そうそう!『それはまた別のお話……』ってやつっすw


 オイラこれ一回言ってみたかったんすよねw






 了。


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ハザマ教授の受難 OBAR @aikotoba-ailand1020304

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