終 黒蛇ジャジャ 後編

 ジャジャは戦慄した。

 まさか特別製の分体が斬られるとは思わなかったのだ。

 一刻も早く桃源島を犯し、食らわねば己の身が危ういやもしれぬと、空を覆っている黒蛇たちに命じる。

 至急、桃源島を食らい尽くせ。



 

 桃源島の状況が一変した。

 黒蛇たちが大津波の如く群れをなして襲来する。

 数も、勢いも、先ほどまでの攻撃は小手調べだと言わんばかりである。

「……焦りだしたな」

 神楽崎錬太郎は突っ込んできた黒蛇を後ろに避けて言った。

「ああ。辰也がジャジャに一泡吹かせたに違いない」

 同意するのは辰也の祖父である克也。

「しかし、このままではここが瓦解するのも時間の問題です」

 と、父の信也は危機感を滲ませる。

 事実、黒蛇たちの勢いは凄まじく、剣宮家たちの受け持ちは徐々に押され始めていた。敬也と哲也を助っ人に出した分手薄になってしまったのが一番の原因であろう。

「問題ない」

 克也は口端を歪ませた。

「何か手があるのか?」

 錬太郎は聞いた。

「俺が抑える」

「ま、まさか!」血相を変えて即座に反応したのは信也だ。「あれをお使いになられるつもりですか!?」

「あれとは?」

「……剣宮流錬気法禁術、散り桜……。己の気を最大限に高めた上で、あらゆる力を刃に込める奥の手です」

「……そのような技があるのなら、なぜ今まで使わなんだ?」

 錬太郎は嫌な予感を感じ取ったようである。

「あらゆる、というのは、文字通りあらゆる力なのです。つまり、命の力すら全て刃に込めることで成り立つ技。加えて気の力で身体を無理やり強化させます。……一度や二度刀を振る程度であれば、寿命を減らすぐらいで済むでしょう。しかし……もしも使い過ぎれば、使用者はその命を散らします」

「なっ!」

 驚愕した錬太郎は、思わず克也を見た。

「俺は己が孫を死地に送り出したのだ。これぐらいのことをせねば、釣り合いが取れぬ」

「いけませぬ、父上! あなたはこの島にとってなくてはならぬ存在!」

「俺はもう十二分に歳を取った。それにこの島にはお前や敬也、それから哲也がいるだろう」

「ならば私も散り桜を!」

「ならぬ。言うたであろう。お前たちはこの島を俺の代わりに守り続けなればならぬのだ。それにあのような敵、老人一人の命で倒せるのなら安いもの……さて、準備は済んだ」

 克也の刃が桜色に燃え上がった。

「剣宮流錬気法、散り桜。……俺はこれを使いながら桜花一刀流の奥義を制御することはできぬ……。つくづく、未熟よのお。だが辰也よ……お主であれば」

 そう言って克也は、迷いなく黒蛇たちの群の中へと飛び込んだ。

「馬鹿者目が!」錬太郎は怒った。「早う行くぞ、信也! あの馬鹿の負担を少しでも軽くせねばならぬ!」

「無論です!」


 桜神社の舞台の脇で、神楽崎花絵は休憩を取りながら他の巫女が舞う姿を見つめていた。

 戦局は、守備に当たっている人々の奮闘によってかろうじて膠着状態に持ち込んでいる。だがそれでも桃源島は少しづつ黒蛇たちによって侵食されていた。人よりも気を感じることに長けている彼女は、誰よりもそのことを実感してしまうのだ。

 今最も憂慮していることは、侵攻を防いでいても、黒蛇たちがばら撒いていく蛇気が島を徐々に犯していく点である。

 それ故に、舞を捧げて常世桜を強化し、神気によって蛇気を浄化する必要があった。

 けれど、蛇気が侵食する速度の方が早いのだ。このままでは辰也がジャジャを倒す前に島全体が蛇気に覆われてしまうだろう。そうなってしまえば、戦局は呆気なく覆り、黒蛇たちによって蹂躙されてしまうに違いない。

 ここが踏ん張り所だ。

 そうして、花絵の番が来た。

 気合を入れ直し、舞台に上がった。笛の音と太鼓の拍子に合わせて、舞を舞う。

 絶対に、絶対に、島を守る。辰也お兄ちゃんを生かせて見せる。

 強く舞う。想いを乗せた足で床板を踏み込み、祈りのこもった指先を伸ばす。

 ああ、だけど。

 どうして、なのか。

 花絵の両眼から、ぽろぽろと涙がこぼれて落ちていく。

 絶対に辰也お兄ちゃんが生きて帰ってくる。そう信じている。

 でも、大粒の涙は止めどなく流れてしまう。悲しい気持ちが湧き上がって止まらない。

 辰也お兄ちゃん。

 落涙に負けずに願う。

 舞う。

 常世桜を背景にしたその舞はとても美しく、また悲しかった。

 彼女の舞は、目の当たりにした巫女たちの胸を打ち、自身らも涙を流さずにはいられなかった。





 びょうびょうと寒風が吹いている。

 辰也の足元で息絶えていた巨大な黒蛇が、黒い霞となって冷たい風の中に散っていく。

 洞窟を見やった。まるで大きな口だ。闇の中でも一際黒く浮き立っている。

 ハナの刀身は桜色の炎を絶えず放ち、周囲を照らしていた。

 一歩、進む。

 空気が震えるような感触があった。

 洞窟から、さらなる黒蛇が飛び出す。

 一匹だけではない。氾濫した川の水のように、沢山の蛇が溢れ出て押し寄せる。

「……辰也」

 心配そうなハナの声は、この場に不釣り合いなほど耳に優しく、辰也は思わず微笑を浮かべた。

「……藤堂師匠。約束は果たせませぬ。罰は地獄にて甘んじて受けましょう」

 深呼吸を一度する。

「桜花一刀流奥義桜吹雪」

 呼吸を止める。体の中を練り上げた気が狂えるように駆け巡り、身体能力を強引に向上させた。

 少しでも気を抜けば、暴れ回る気が爆発してしまいそうだ。

 黒蛇が寸前に迫る。

 刹那、辰也はハナを振るった。

 斜めに振るい横一線に薙ぎ払い下から上へ斬りあげる。迫りくる黒蛇たちが一太刀で両断されて黒い霞となって消えていく。

 ハナを振るう度に桜色の炎が散った。

 まるで桜吹雪と見紛うような美しくも儚い光景だった。

 錬気法散り桜と合わさることで、奥義桜吹雪はここに初めて完成したのだ。

 ああ、しかし、ハナは悲しかった。

 この美しさは、辰也の命と引き換えに生まれたものだ。

 一太刀振るわれる度に辰也の命が桜のように散っていくのを感じた。

 もしも目があったならぼろぼろと涙を流したろう。

 もしも体が健在なら両腕でひしと抱き留めたろう。

 どうしようもない感情が辰也を止めるべく体を動かしていたに違いない。

 けれど、刀である自分は使われるだけだ。

 それで良かったと思う。

 島を救うために。星を助けるために。

 私情を挟むべきではないのだ。


 崖の上から辰也の死闘を見守っていた蛇辻蛇道は、感嘆と声を上げる。

「おお、あれこそ真の桜吹雪! やはりこの上なく美しい!」

 興奮した様子であった。彼の腰には、今まで見たことのない刀が一本据えてある。白木造りの鞘と柄だ。

「生涯で一度しか放てぬと言う桜吹雪の完成形。命と引き換えにするからこそ、あれほどの美しさを放てるのだ」

 まるで誰かに説明しているかのようである。だが老人以外に人影はない。

「いや、愚問であったな。お主はあれを体感したことがあるのだ。儂よりもその美しさを理解していてもおかしくない」

「……うるさい。その汚らしい口を閉じろ。下衆が」

 少女の声がした。

「ふっふっふ。懐かしいであろう?」

「黙れと言っている。あの刀……桜刀ハナと言ったか? あの子も奪うつもりか? 私を竜刀の亡骸から離したように」

 明確な憎しみが少女の声から感じられた。

「ふっふっふ。それはせぬよ。お主を手にしたのは、あのまま眠らせ続けるのが惜しいからこそ。だが、あの刀は違う。いつの日か相応わしい人物が手にする。そうしてその時、何やら面白いことが起きる。どうもそう言う気がしてならぬのだよ」

「ふん。その面白いこととやらが、貴様の命を断つことであるのを願っているよ」

「ふっふっふ。それも一興」

「ち」

 忌々しく舌を打つ音が聞こえた。

 蛇辻はにたりと笑む。

 眼下では、辰也が桜吹雪を放ち続けていた。だが目に見えてその勢いは陰っている。

「ほお、どうやらそろそろ終劇のようだ。果たして勝つのは、蛇か人か」

 少女の声はもうしなかった。

 蛇辻は崖下を愉快そうに眺め続けている。


 辰也の全身が苦悶していた。そこかしこで激痛を訴え、苦しさが増していく。体は限界を訴え続け、酸素が供給されなくなった脳は意識を手放そうとしている。

 けれど辰也は気を無理やり循環させて意識を繋ぎ止めて体を動かす。

 黒蛇は未だ生み出され続け、辰也は斬り続けた。

 しかし刀が間に合わなかったのか、牙が肩口に触れて穴が開いた。同時に黒蛇を斬ったが出血は止められない。あるいは鱗が触れたのか、頰が切れて流血する。

 一振りの速度は明らかに低下し、威力もかろうじて一撃で切断できる程度を保っているものの間違いなく弱くなっている。

 もはや何匹もの蛇を切ったのか定かではない。どれほどの時間が経ったのかも分からない。思考することも忘れ、向かって来る黒蛇に刀で斬りつける動作だけを無意識の中で行っている。

「……辰……也」

 不意にハナの声が耳に入ったが、もやは辰也は意味を考えられない。ただの音でしかない。

「がん、ばれ」

 それでも不思議なことに、力を幾分か取り戻せた。けれど意識は出来ない。

 石炭を投入された機関車のように、辰也は動き続けた。

 頭を薙ぎ胴体を裂いた。上から下へ振り下ろし、水平に斬撃を与え、斜めに割った。

 止まらない。

 ひたすらに斬る。斬る。斬る。

 黒蛇の頭部を断ち切って、左から独楽のように刃を走らせ、そうしてついに、空を斬った。

 黒蛇は、湧いていなかった。

 だが辰也はさらに手に力を込めて振りかぶって、

「もう止めて!」

 ハナの悲痛な声で辰也はようやく思考を取り戻した。

「もう、いないよ……」

 辰也はようやく刀を止めると、散り桜が解除されて元の淡い桜色の光に戻った。力なくだらりと刃を下げて、地面に切っ先が触れる。呼吸は荒く、隠すことが出来ないようだった。

「そう……か」辰也の声は掠れている。「それで……ジャジャは……」

「……洞窟の奥に、いるよ」

「……分かった」

 足元は覚束ない。ふらり、ふらりと進んでいる。刀を持ち上げるのも困難らしく、刃を引きずった跡が一筋残っていた。

 時間を掛けて洞窟の中へ踏み入る。ジャジャの動きはなかった。

 足元をハナの光が微かに照らす。それだけが頼りだった。

 たった一振りの刀だけが、辰也が最も信頼できる相棒であった。


 なぜだ。

 なぜこうなったのだ。

 ジャジャは怯えていた。

 新しい分体を作ることもできないような、ほんの僅かな力だけしか残されていない。

 己を殺そうとしている者の足取りは、酷くゆっくりで、それがまた恐怖を助長させる。

 震えながら記憶を探った。深く深く。

 こうなった原因はどこにあったのか。

 それは桃源島を食えなかったせいか。

 空を封じると決めた事か。

 無作為に暴れ回り、封印されたせいか。

 いいや。もっと昔。昔だ。

 そうだ、奴だ。あの老人だ。

 あの琵琶法師だ。

 森の奥深くで穏やかに過ごしていた我に、「神にならぬか」とあの琵琶法師が唆したのだ。

 我こそが神に相応しいのだと。星を支配するべきなのだと。

 我はそれに乗った。乗ってしまったのだ。

 それが全ての始まりだったのだ。こうなる運命とは少しも分からなかった。

 だが、我はまだ諦めておらぬ。

 我は生きたい。

 もっと。もっと。

 生きたいのだ。

 死にたくなどないのだ。

 ならばどうする。

 探せ。その方法を。

 何かあるはずだ。何か。奴の弱点が。

 我は死なぬ。

 我は生きるのだ。


 辰也の意識は朦朧としていた。

 顔色は青白かった。目は虚ろで、どこを見ているのかも分からない。

 力はすでに無きに等しく、虫一匹殺せないほどである。

 立っているだけでも奇跡のようなもの。

 何しろ命の灯火は消える寸前で、今すぐに死してもおかしくない。いや、むしろ、今も生きていることが不思議なぐらいだ。

 それでも、辰也の歩みは止まらなかった。

 強い意志がそうさせている。

 長い旅の果て、積もり積もった様々な想いが辰也の背中を押している。

 桃源島には辰也の勝利と帰還を信じている者たちがいた。

 親の借金に苦しみ、僅かな額を盗むことで日々を生きている少女がいた。

 蛇気の影響下でも大切な者を守ろうと辰也から剣術を学んだ男がいた。

 弱い女を守るため街を作った蛇剣衆がいた。

 反撃の機を待ち続け、ついには辰也と出会い共に戦った修験者たちがいた。

 最期に辰也に想いを告げて、青空を願った少女がいた。

 巨大な白蛇と共に生きる巫女がいた。

 愛する者を守るため、ジャジャに与した男と女がいた。

 多くの敵を斬った。敵ではなかったが、祝福を受けて斬らざる得なくなった者もいた。

 蛇気がなければ、その多くが斬らずに済んだ命に違いなかった。

 だから、辰也は歩くことができた。

「もうすぐだよ」

 ハナの呟く声が聞こえた。しかし返事はできなかった。

 そうして、洞窟の奥に辿り着く。

 目を疑った。

 そこにいたのは、赤子である。

「辰也……あれが、ジャジャだよ」

 赤子の目は金色で、まるで蛇のような瞳だ。ハナでなくとも分かるほどの蛇気の塊が感じられる。赤子はジャジャが変化した姿なのだった。

 辰也と目があった瞬間、赤子はおぎゃーと鳴いた。

 おぎゃー。おぎゃー。

 救いを求めるみたいに。

「……大丈夫?」

 辰也はやはり答えられなかった。

 その代わりに前へ出た。

 塵芥よりも小さく残った力を振り絞り、刀を両手で持って、刃を赤子に向けた。

「桜花……一刀流……枯れ木……突き」

 極細の糸のように声は掠れ、けれどかろうじてそれだけを儀式みたいに呟く。


 そして辰也は事を成した。




 蛇の空が晴れていく。黒い霞となって消えていく。

 人々は瞠目した。

 黒い蛇はジャジャの加護。それが消えたと言うことは、ジャジャが死んだ証左に他ならない。

 慌てふためく彼らの目に飛び込んできたのは青。

 これまでの人生の中で見たこともない空の色。

 悪しきものだと教えられてきた太陽の光だ。

 悲鳴を上げ、空から逃げ出して、建物の中に避難した者たちがいる。

 絶望し、くず折れて、恐怖で咽び泣く者たちがいる。

 しかし多くはそのあまりの青色に釘付けになっていた。

 どこまでも突き抜けて見えるその色は、あんまりにも深く強く人々の心を捉えた。

 あれは悪いものだ。見てはいけない。

 そう理解している。なのに体が動かない。

 目が青色から離さない。

 ああ、これは、呪いなのだろうか。

 なのに太陽の光を浴びた体は、巣食っていた悪い何かが浄化されていくようにすら感じた。

 目から涙が流れる。

 恐怖や絶望からではない。

 感動していた。

 あまりの美しさに、彼らは感動していた。

 

 蛇傀列島の反対側は、夜の時間だった。

 黒蛇がいなくなった彼らの目に飛び込んできたのは星の光。

 小さくて、瞬いて、宝石のように輝いている。

 中でも一際輝いているのは、丸い円を描いて浮かんでいる黄色い月だった。

 幻想的で、美しく、彼らはただ月の魔力に魅了された。


「白蛇様!」

 白崎美也子は境内に駆け込んでくるなり叫んでいた。

 その瞳は涙で潤んでいる。

「うむ」

 巨大な白蛇は、空を眺めながら頷いた。

「剣宮様が、ついにっ!」

 そうして美也子は堪えきれなくなったのか、両の目から涙をこぼした。

 


 桃源島を襲っていた黒蛇が唐突に喪失した。

 一時、呆然としていた武芸者たちは、次の瞬間歓声で湧き上がった。

 剣宮辰也が勝った。黒蛇ジャジャが倒された。

 島の上空でしか見えなかった青い空が、今や三百六十度見渡せる。

 桜花一刀流師範、藤堂雅和は、感慨深そうに空を眺めた。

「よくぞ、よくぞやってくれた……辰也」


 荒く息を吐き、剣宮克也は散り桜を解除した。

 歓喜のあまり声を上げる周囲を見渡した彼は、全身の力が抜けて、地面にどうと倒れた。

 最初に気づいたのは信也だ。彼は克也の名を大声で呼んで近寄った。

 神楽崎錬太郎もまた、焦ったように走り寄る。

 周囲の仲間たちも続々と集まっていく。

 皆で声をかけるも返事がない。

 意識を失っている。

 しかし、その顔は、満足そうに笑んでいた。


 舞台で舞を待っていた花絵は、知らせに来た女性の声で黒蛇が晴れたことを知った。

 その瞬間、彼女は駆けた。

 涙が後ろへ飛んでいく。

 みんなが道を開けてくれた。

 そうして外に出た。蒼穹が視界一杯に広がっている。

 辰也お兄ちゃんが勝ったんだ!

「辰也お兄ちゃん……! お姉ちゃん……!」

 大声で遠い所にいる彼らに呼びかけた。

 胸が苦しくて、切なくて、泣きじゃくった。

 遅れてやってきた花絵の母、神楽崎緒花はそんな彼女のことを抱きしめて、涙を拭ってあげた。

 辰也の母、景子は二人を暖かな目で見守っている。




 洞窟の中に光が差し込んだ。

 地面に突き立っている桜刀ハナの側で、剣宮辰也が伏せている。微動だにしていない。

「……お疲れ様、辰也……」

 ハナは呟いた。労わるように。

「いつまでも、見ていてあげるからね……」

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蛇斬伝 うなじゅう @unajuu

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