違う世界に生きる二人の出逢い。料理はこんなにも幸せを繋ぐものなのです。

大人と子供。料理を作る側と、食べさせてもらう側。
その料理は、本来出逢うはずのなかった二人を繋ぐ、幸せの架け橋。

幼い子供の語りが胸を打ちます。
彼の生きる世界はあまりに凄惨で、美味しい料理なんて食べられない世界。
数々の幸せな料理に出逢えた子供が、小さな体で心に決めたこととは…。

どのエピソードも、涙が止まらなくなります。
この時代だからこそ、より深く心に沁みてきます。
料理が生み出す、輝くような奇跡。
読む方に、じっくりと、味わっていただきたいと思います。

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