金髪ヤンキーとハムスター、一人と一匹が織りなす飯テロの日々!

金髪ヤンキー青年・北橋達月は、今までの記憶を失っていくという己の性質と向き合いながら、一人で慎ましく暮らしている。
そんなある日、人の言葉を喋る不思議なハムスター・通称ハムを拾い、食事を共にしたことがきっかけで(なんと、人間のごはんを食べられる!)、一人と一匹の飯テロな日々が始まった。

具だくさんのお茶漬けに、アレンジで味わいが大きく変わるカレー、過去の思い出と結びついたシチューに、一緒に作った餃子……美味しいごはんが並ぶ食卓には、じんわりと温かな空気が流れていて、読みながら涙腺が緩みます。

誰かと一緒に食べるごはんは、とっても美味しい。そんな日々の幸せに寄り添った、丁寧で優しい物語でした。最後まで読み切ってしまったことが寂しいくらいに面白かったです。ごちそうさまでした!

その他のおすすめレビュー

一初ゆずこさんの他のおすすめレビュー667