第18話 白川好美


 元パーティ仲間のホワイティこと、白川さんと合コンで再会を果たした俺はその日、白川さんをお持ち帰りしてホテルに泊まってしまった。


 俺に記憶は無いんだが、どうやらやってしまったらしい。


 本当に記憶が無いんで、分からないんだ。



◇◇



 私の勇者レイモンドは、魔王城に着くまで、魔王を倒したら元の世界に帰る事を話してくれなかった。


 まさか、元に世界に帰るから私達を抱かないなんて、魔王の城に突入してから最後に言われても困る。


 だったら、私達も一緒に帰りたい。


 元の世界に。


 そして、私達は遂に魔王を倒して……元の世界に帰って来た。


 勇者以外の二人はすぐに見つかった。

 元々の友達だったから……。


 ただ、二人は異世界の記憶がだいぶ失われていたので、向こうの話をする事はなかった。


 レイモンドだけは、なかなか見つからなかった。


 この広い東京で見つけるのは無理かも……。


 そう諦めかけていた時、合コンの話が舞い込んだ。


 もう、新しい出会いを探した方がいいのかな……。


 そう思って参加した合コンだった。



「俺は、夕切レモン!人は俺の事をレイモンドと呼ぶ。異世界帰りの勇者さ」


 レイモンド!?顔は違うけど……よく見たら勇者の面影があった。夕切レモン……そっか、レイモンドの本名はレモンなのね!


 遂に見つけたわ!私の勇者様!


 サナとヒカルは気付かない。記憶が失われているから……。


「勇者様…………まさか、また……お会い出来るとは思いませんでした」


 レイモンドは、私達の事に気が付いていないみたい……。だったら……。


「ホワイトリバー!ラブミーチェンジャー!」

 

 私は、異世界で私が使っていた必殺技の名前を唱えた。


「ああああああああ!!」


 するとレイモンドは、私に気がついたようで、立ち上がって私を指さした。


「久しぶり、レイモンド」


 嬉しい……やっと会えた……。


「……ホワイティなのか?」


「ええ、サナとヒカルもいるけど、残念ながら記憶が失われていたわ……」


 それから、私は気が付いたらラブホテルにいた。


 しかも脱がされて、私は下着姿だった。


 でも、気持ち悪くて何度も吐いた。


 レイモンドは優しくて、背中をさすってくれて、水を飲ませてくれた。


 でも、このチャンスを逃すわけには行かない。


 私はレイモンドに告白して、抱いてほしいとせがんだ。


 レイモンドは、かなり奥手なのよ……。


 レイモンドも、私の事が好きだったと言ってくれた。嬉しかった。

 

 私達、両思いだったんだ!


 そう知った私は、もう止まる事は出来ない。


 臭いから、お風呂に入ってこいって言われたのでムッとした。


 だから、歩けないって嘘ついてお風呂場まで連れていってもらった。


 ブラが外せないって嘘ついて外してもらった。


 レイモンド大好き♡


 私は、裸のままレイモンドに抱きついてキスしちゃった♡えへへ♡


 レイモンドは、逃げようとしたのでお風呂場に連れ込んだ。


 レイモンドは服を着たままだったのでこのままではお風呂に入れない。仕方がないので、レイモンドには服を脱いでもらう事にした。


 なかなか脱がないので、シャワーをかけるよ?って言ったら……やっと、脱いでくれたよ。


 そして私は、レイモンドに背中を洗ってもらい。レイモンドも全身洗ってあげた。


 知ってるよ?レイモンド?


 ここが弱いんだよね?


「ホワイティ……んあ♡」


「ねぇ…………レイモンド?貴方の○○を○○して?」


 レイモンドは、私に覆いかぶさると、気を失ってしまった。


「え?ちょっと!レイモンド!?嘘でしょ?」


 レイモンドのヘタレはこんなにも純情だとは思わなかった。


「重ーい!絶対に負けないから!」


 それから、レイモンドをベッドに運んで、体を拭いてあげたわ?


 寝ている間に、私が何をしたかなんて教えてあげないんだから!


 勿論寝ていても、下は反応はするみたいなので、色々と鑑賞させてもらったわ!


 これくらい良いわよね?



 朝になって……レイモンドは、やっと起きてくれた。


 レイモンドには、おはようのキスをしてあげた。

 私は、あれからずっと裸のままだ。


 昨日のこと覚えていない?当たり前じゃない?気絶してたんだから!


「はぁ♡……良かったよ?……もう一度する?」


 私は、そう言うと、レイモンドにキスして、思いっきり抱きついてあげた。裸だよ?


 あれれ?下が反応してるよ?レイモンド?今度は気絶しないでね?








読者様へ


ここまでお読みいただきありがとうございます。

レビュー☆☆☆にコメント、応援♡を頂けたらとても嬉しいです。


こちらは暇な時にゆっくり投稿予定です。 まったり進みます。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る