第2話
おかしな事象が起きていた。
俺は家から通うには不便な高校なために高校近くのマンションで一人暮らしを始めた筈だった。
だがしかし。
何故か、一人暮らしではなくなっている件。
「シンジ!!お腹空いた!
おやつ作って、おやつー!!」
同い年の双子の妹、アイリの声が耳に届いたと思ったら、さらにそのあと。
ピンポンなる呼び鈴が鳴り響いた。
「あ!みんな来たみたい!
シンジ、おやつだけど、私の分とあと、
プラス4人分だかんね!」
「え...」
「え、じゃないでしょ。
ほら、とっとと作って。私的にはシフォンケーキがいいな。あ、ホイップクリームもつけてね!?」
「え...」
「私、鍵開けてくるねー!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます