ちょっと休憩?

今日は日曜日。いつもなら朝ご飯を作り、三時間ほど家事や掃除をして

学校の課題があったらやりそのまま明日がくるまでラノベを読んだりアニメ鑑賞をしている。

しかし今日はさすがその気にはなれなかった。なぜなら朝(10:00)起きると

ベルが鳴った。インターフォンを見ると昨日満身創痍で帰っていった二人がいた。

僕は幻覚だと思い一度、インターフォンを切って顔を洗いに行こうとした。


「なんでだろう。彼女たちは超能力でもあるのだろうか?」


僕が切った瞬間すぐにベルがなった。僕は恐怖を感じたからまた切った。

そして少し考えた。


「彼女たちは僕の家は知らないはず学校の住所も今一人暮らしをしている家ではなく実未成年後見人がいるおばさんの家にしているからたとえうっかり見てしまっても

ストーカーでもないかぎる見つける可能性は限りなく低い。なのになぜ今彼女たちは

いる!?しかも制服で!?」


わけも分からず頭の中が混乱した。しかし彼女たちにはそれが伝わらないつまり休む暇もなくまたベルが鳴った僕は訳が分からず流されるままロックを解除してしまった。

数分後トコトコと規則正しい足音が2ついや3つ聞こえた。


「なぜ三つ?インターフォンには如月さんと佐倉さんしか見えなかったのに!?」


ほどなくして美女二人と見知らぬ人物がドアの前にきた。ピーンポーンのように

優しい音ではなくドンドンと騒々しい音が次の瞬間聞こえた。これを聞いたとたん僕は見知らぬ人物が無意識のうちに脳の中に溢れる。僕は今どんな表情をしているだろうか。彼女との付き合いはちょうど一年間。だがそのたったの一年間はとても濃かった。それはもう「スピリタス」よりも度数(僕と彼女の濃度)が高い。

しかし彼女がいるとするともう少し対策しておけばよかった。でももう時間がない。どうしよう。とりあえず重要なものは隠してあるから大丈夫だろう。


「どうして二人(チラッ)がいるんですか。(あれーたしかに彼女が見えたのにどこにいったんだろう。)そしてどうして制服なんですか。今日は日曜日ですよね。」


「そうね。さっそくだけど今すぐ制服に着替えてくれ。別にいいよね。ここ一か月なにも予定が入ってないはずだ。」


「なんか探偵みたいですね。もしかしてあれですか一流の探偵は事件が始まる前に全て解決してるってやつですか。」


「そんなのどうでもいいから早く準備しろ。忘れたか私はこれを持っているということを。」


「クッ!わかりましたやりますよ。」


彼女たちを玄関(リビングにあがらせようとしたが嫌な圧を感じたからやめた)に待たせて十五分ちょっとで支度をした。そして気を失った。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

姫と魔女の攻略法 如月 @iwashi119yasu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ