壊れた世界の隅っこで、僕は空を見上げてる

どんでん返しがきいている。
ホラー要素があるも、最後は救われる。
初めから違和感が募る書き出しが良い。
主人公の名前は「けん」である。
冒頭「僕の名前は犬です」とあるので、犬と書いて「けん」と呼ぶのだろう。
役所に名前を届け出たとき、犬と届けたのかしらん。
調べると「犬」は名前に使うことができる。
とはいえ、役所の人はとがめなかったのだろうか。
 主人公の笑顔とともに終わるため、読後感が良い作品です。