あとがき

 「悪役令嬢に転生したら、悪役令嬢っぽい言葉しか喋れませんでした」を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。作者の燈 歩です。あとがきに登場するのはお久しぶりです。


 今回のあとがきでは、この作品の振り返り、と言いつつあれやこれやを徒然書いていこうと思います。


 まず、なんといっても今回の作品はなろう系の作品でした。初めての、なろう作品。短編長編合わせて50本以上書いて来ましたが、ようやく書いたなろう作品です。


 悪役令嬢で書くと決まった時には、コミカライズされているものを中心に色々な「悪役令嬢」を読みました。普段読まないジャンルのものなので、正直どう書いていいかわからなかった。なので、できるだけ悪役令嬢をインプットして知るところから始めました。


 なろうで一発当てようという目標を引っ提げて活動しているのに、です。知らないことだらけです。


 プロットの書き始めは2022年1月13日でした。冷たいフローリングに模造紙を広げ、その上に四つん這いになってプロットを書きました。


 実際書き上げてみると、まとめきれていなかったなぁと感じます。特に後半の物語のクライマックスあたり。


 想定外のことばかりで「あれを最初に書いておけばよかった」「この伏線作っておくんだった」「この登場人物たちをもっと絡ませておくべきだった」等々反省の嵐です。


 半年ちょっとの時間をかけて書き進めていたのは、私の一番最初の連載作品である「半年間に配信者のトップになった俺が捨てた羞恥心」(以降半恥)以来でした。2年ぶりに同じようなスケジュールで書いてみた感想としては、「たくさん書けるようになったな」といった感じ。


 半恥ではだいたい1話1500字前後でいっぱいいっぱいでした。今作は1話がだいたい3000字前後になっています。単純に倍の文字数、情報量を書き足せるようになったのは成長と言ってもいいんじゃないかな、と思っています。よくやったぞ、私。


 ですが、ちょっとやりきれなかったなと思う部分もあります。プロットが甘かったという他に、キャラクターがあんまり魅力的に見せられなかったな、ということです。あと、登場人物が少ない。世界観ガバガバ。裏設定どうしたの……。


 と、あれもできなかったこれもできなかったスイッチが入ってしまいますのでこれはこの辺で。


 何はともあれ、無事に完結できたのでよかったなと思います。それに、想像していたよりも多くの人に読んでいただけたことがとても嬉しいです。


 今回の反省を踏まえて、次回作はもう少し自信を持って皆様にお届けしたいです。


 どうか、気長に、楽しみにしていてください。


 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


 ではまた、別の作品で。

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悪役令嬢に転生したら、悪役令嬢っぽい言葉しか喋れませんでした 燈 歩(alum) @kakutounorenkinjutushiR

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