フォルゴル大陸 真歴080700年頃(ルダ歴342年)~真歴102000年頃(マゼ歴048年)まで

真歴080700年頃(ルダ歴342年)。アントゥサの結果を蔑ろにしハシェルがベルエスに侵攻したことで、アントゥサは事実上の終わりを迎え、戦争の時代へ。


真歴081000年頃(ルダ歴631年)。多くの国々が戦争により雌雄を決する中、十数度目の戦争でベルエスが遂にハシェルに完全敗北。ハシェルに吸収される。しかしこの後も戦争は頻発する。


真歴081500年頃(ルダ歴1100年頃)。頻発した戦争によりマドゥカ文明は衰退。ルダ歴が終わる。


真歴085000年頃。フォルゴル大陸北端にて亜人の文明である<ブクル文明>誕生。ブクル文明は暦を持たない文明だった。ある程度の集団を形成するものの、<おさ>がその集団のまとめ役を務めるものの、狩猟と採取だけで十分に暮らせるからか強固な身分制度は存在せず、非常に牧歌的な暮らしを淡々と続けていた。


真歴100000年頃。アハティアイリス大陸においては魔法文明が築かれていたものの、この時点では『海の向こうは底無しの谷となっており、そこが世界の果てである』と信じられていたこともあり、他の大陸には伝播しなかった。


真歴102000年頃(マゼ歴元年)。アハティアイリス大陸において魔女災害が発生。文明が滅ぶ。また、この魔女災害と時を同じくして他の大陸でも突如として魔法に目覚める者が現れて力を持ち始め、<権力>が生じ、フォルゴル大陸南部に人間の国<ヌルア・マゼルカ>が勃興。魔法により強大な力を持つ王<ハシェル・マゼルカ>が人々を統治。<マゼ歴>を制定する。しかしこの時点での魔法はあくまでその能力を先天的に持っている者だけが発揮できる<異能>であったたため、広まることがなかった。


真歴102000年頃(マゼ歴016年)。ハシェル・マゼルカは自身の後を継げる者をもうけるため、百人を超える女性を囲う。その女性達が暮らす場所として<シュシュカ>と呼ばれる後宮を作り、昼となく夜となく女性達と交わり、最終的に百七十人を超える子供を授かるも誰一人として魔法が使える者はいなかった。


真歴102000年頃(マゼ歴048年)。魔法を使える子を授かることができなかったハシェル・マゼルカは、自身に残された時間が少ないことを悟ると、魔法を使える者を国中から集め、その中から次期国王を選定するための<魔法大会>を開催する。しかしその最中、参加者の一人の魔法が暴走。王宮を跡形もなく消し去ってしまい、ハシェル・マゼルカをはじめとした数千人が命を落とす大惨事となった。ちなみにこの際、シュシュカも消滅し、ハシェル・マゼルカの子供らも百五十人以上が死亡したと見られている。


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