第12話
*
<次の日>
友「何点だった?」
妹「むふふふ」ニコニコ
友「良かったのか」
妹「百点」
友「……妹に聞いたのが間違いだった」
妹「そういう友ちゃんは?」
友「追試頑張ります点」
妹「ごめん」
友「あやまらないでくれー」
妹「でもわたし、数Ⅱで百点は初めて」
友「ふうん?」
妹「今回はちょっとがんばろーかなって思って勉強した」
友「どうして?」
妹「おねえちゃんが作った問題だからー」フフン
友「はぁー……」
妹「むしろそれ以外に理由ないし」
友「あ、聞いた? 冬休みの課外って姉先生らしいね」
妹「知ってる」
友「まさかもう申し込んだりしてる系?」
妹「してる系」
友「わー抜かりないねぇー」
妹「友ちゃんも受けませんか」
友「補習の瀬戸際に居るってのに~?」
妹「わたしが追試まで勉強教えるから」グッ
友「交換条件ってこと?」
妹「うん」
友「……えー」
妹「友ちゃんいないとさみしーよー」
友「でもー」
妹「補習かかったら二十八日まで補習だよ?」
友「うぐっ……それはやだなぁ」
妹「じゃあ決まりねー、場所どうする?」
友「勝手に決めないでよー。……いつもの図書室の奥でいいんじゃない」
妹「ようし、がんばろうね! 友ちゃん!」
友「うーん、おてやわらかに……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます