第20話 図面について
図面について書きたいと思います。
まず現場に着いて渡されるのが、電気の設計図、
建築の意匠、建築の構造図などです。
まず、電気の設計図から書きますと、キュービクルのスケルトン図、盤図(回路番号などふられています)系統図、電灯図、コンセント図、などなど、様々なジャンルの設計図があるのです。
では、設計図を職人さんに渡して工事ができるかと言うと、それはムリで〝施工図〟なるものを、
作らなくては、なりません。
場合によっては、〝施工図〟を描くのも担当者の
役割になるのです。
では、設計図と施工図はどこが違うかというと、
設計図は、あくまで〝元〟なんです。
設計図で工事を行おうとした場合、様々な〝不具合〟〝変更〟が生じます。
電気の設計では、ある壁に照明がつくように、なってはいるが、建築の意匠図を見ると照明を付けるには、不都合があり、配線(電気の線を照明まで這わせる)が無理であったりする事もあるのです。
また、設計で、ラックがワイド1000mmのものが、
描かれていても、500mmでも余るくらい、建築的に500mmしか通らない、などの場合、所長が定例(上層部の会議の場)などで、500mmに変更する
許可を得て、施工図で500mmに書き直すです。
で、施工図を自分で建築意匠図や構造図を加味し、実際に工事出来る図面をCADで書くのが、
担当者。
こう書いて!と下書きをもらいCADを操作するのが
CADオペレーターとなります。
その下書きは、所長などが、CADを使えない、また描く時間がない(所長は、お金の管理から、仕様の決定など山ほど仕事があるのです)などで、CADオペレーターに指示をだすのです。
また、〝図面屋さん〟なる立場の人もいます。
図面屋さんは、工事に使う材料まで把握し、描くので、CADオペレーターに比べ、収入が1段階上となります。
担当者も、CADを扱えなければなりません。
私は、仕上がりはCADオペレーターに比べれば荒いですが、現場で使える図面を、書きます(ごしょくもありますよ笑)
電気の担当者とCADオペレーターとでは、月約手取りで10万ちがうのも、そい言う理由からです。
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