まさみちゃん:おんなのこのひざにのる

まさみちゃんはおんなじようちえんのおともだちだった。おへやのまどからまさみちゃんのおうちがみえた。ちかくていいなとおもった。

まさみちゃんのおねえちゃんはピヤノをならってて、まさみちゃんもピヤノをはじめた。ようちえんがおわったあと、おゆうぎしつでピヤノのおきょうしつがあって、まさみちゃんはそこでいっしょうけんめいれんしゅうしてた。ぼくはピヤノをひいてるまさみちゃんをおにわからみたことがある。スモックをきてないまさみちゃんはピンクのふくをきてべつのひとみたいにみえた。

まさみちゃんのおうちにあそびにいった。あやこちゃんにハンカチをあげたれんがのみちをとおっていった。おうちにはまさみちゃんとおばあちゃんしかいなかった。まさみちゃんがいっしょにピヤノひこうっていったけど、ぼくはピヤノひけないよっていった。まさみちゃんはねこふんじゃったをすごいスピードでひいてくれた。しんぞうがたたかれたみたいにいきができなかった。

おばあちゃんがおかしをじゅんびしてくれたからまさみちゃんとぼくはわしつにいった。おばあちゃんはごゆっくりっていってでてった。ぼくたちはざぶとんのうえにすわっておかしをたべた。そしたらまさみちゃんがちょっとまっててっていってわしつをでてって、おもちゃのピヤノをもってもどってきた。いっしょにひこうってまさみちゃんがいうから、それならいいよってぼくはいった。ここにきてってまさみちゃんがいう。ぼくはおんなのこのひざにのっていいのか、のったらおもくないか、いたくないかふあんだったけど、ぼくはまさみちゃんのひざのうえにのってピヤノのひきかたをおしえてもらった。まさみちゃんはぼくのうしろからおねえさんみたいにいろいろおしえてくれた。まさみちゃんのこえがいつもとちょっとちがった。ちかかった。おしえてもらいながら、ねこふんじゃったをゆっくりひいた。まちがいながらひいた。ほんもののピヤノのおとよりもおもちゃのピヤノのおとのほうがあんしんした。でも、ぼくはおねえさんぶるまさみちゃんがちょっとだけやだった。まさみちゃんがぼくのことをこどもみたいにいってくるから。なんだかやだったしはずかしかった。

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