桜の頃と人の影

音澤 煙管

理解した…… 独りぼっちで。

悲しいか嬉しいのか、

キミとボクは、

人と人。


キミだけなら、

独りぼっち。


ボクだけでも、

独りぼっち。


でもこうして巡り合え、

二人ぼっちが並んでる。


並んだ二人の時が過ぎ、

その間には時間が埋まる。


時も越え命のままに、

積み重なって何かが産まれ。


悲しいか虚しいのか、

こうしてまた独りぼっち、

並ばず離れて暮らす人。


二人の間は遠く遠く、

隙間だらけの時過ぎて。


独りぼっちは、

何を思う?


アルバム作りに、

生きてるボクかい?


独りぼっちの影に問う、

返事は突風に拐われて。


何を言いたいか、

わかるかい?


何をやるべきか、

わかるかい?


何が必要か、

わかるかい?


わかった時には、

独りぼっち。


悲しいか自由なのか、

人間とはそんなもの。


我のまま、

生きた後に思う事……



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桜の頃と人の影 音澤 煙管 @vrymtl

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