あたりまえの、ありがたい勇気

拝読して、もう何十年も前に痴漢に遭った時に割って入って助けてくれた青年を思い出しました。
ひょろっとした見るからにひ弱そうな、アニメや漫画に出て来る絵にかいたような「冴えない大学生」そのままだった彼は痴漢と私の間に割って入ってくれました。
痴漢が去った後でお礼を言うと「こんなの当たり前のことですよ。僕がしなくても誰かがしたはずです」と言い切った、本当に「当然のことをしただけ」と心から思っていたであろう彼の表情は今でも忘れられません(ついでに周囲の大人たちの気まずそうな表情も)

きっとそのサラリーマンにとっても「当たり前のことをしただけ」なのでしょうね。その「あたりまえ」を実行するための勇気が大抵の人にはなかなか出せないものなんですが。

素敵なお話をありがとうございました。