アソコの別名を考えよう委員会

西紀貫之

アソコの別名を考えよう委員会

「ちんちんの別名を考える委員会、始まりました。本日のテーマは『マックス時におけるティーンが笑うか笑わないかぎりぎりなトコをせめたやつ』でいきましょう」



「はい!」

「1番さん早かった!」

「『馬並み肉男爵』」

男爵バロン馬身ハロンとかけたネタですね~。でも馬とか直截ですしやや笑いが」



「はい!」

「2番さんもまってましたと挙手!」

「『近距離強パンチ』」

「スト2のRYUとかかな? 近距離ってのがいいなあ~。安易に昇龍拳としないのはヨシ!」



「…………はい!」

「3番さん!」

「『しゃがみ強パンチ』」

「ジェスチャー込みの力説! スト2のRYUネタか~。角度どぎつい、若々しすぎるでしょう~でもヨシ!」



「あ、はい! はい!」

「積極的4番さん!」

「『ひまわり一号』」

「ネタ古ッ! タネ多そう~! ご機嫌伺いな内気少年の溢れる欲求が現れてるな~! ヨシ!」



「はい、では私も」

「不敵な笑い5番さん!」

「『中昇龍拳』」

「あえての『昇龍拳』! しかしまたなぜ中! あ~!! 中で出したいから!! あ~! ちゅ~! のっとナカ!! でも中! ヨシ! ヨシ!」



「議長もなにかありませんか」

「ん~、『私だけのヒーロー』とかいかがかな」

「…………してその心は?」

「ヒーローが入るところ、すなわち……」

「ヒーローが入る。……あ! ヒーローイン! ヒロイン!!」

「同時にオンナノコの別名も考えるとはさすが! 対比! ヨシ!」

「さすが議長だ、私だけのヒロインとか連想するにアレだわ~。でも笑えるからど~だろうこれは」





「おまえら図書室ではもうチョイ静かにしろ、というか学活終わったんだしはよ下校しろよ」

「ちぇ~。はい先生、もう締めますわ~」

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アソコの別名を考えよう委員会 西紀貫之 @nishikino_t

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