「人間は、嫌いですか?」

なろう的な要素がありながら、とても丁寧な文体で、心理描写や情景描写が綴られている。逆境の中、足掻く主人公・ロアに共鳴する読者はきっと多いだろう。
私はこの作品のまだ序盤しか拝読していないが、ひどく心掴まれるものがあった。
「人間は、嫌いですか?」
この問いかけもまたその一つである。
人は時に美しく、時に醜い。私にはこの問いかけが、作者の経験則から生まれたもののように思えた。
さあ、あなたも共にロアと旅しよう。そして世界の残酷さと美しさを見よう。
命あるもの、十把ひとからげには語れない。

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