第六話 潜入

よし、三日たったな。


行くか。


俺は町の拡大を計画していて、優奈さんと一緒に町長さんのところに行って拡大の話をした。


だけどこの町はある都市に労働力にされているそうだ。


まず労働力にするのはくそだ。


だから俺は都市に潜入する。


労働力にされるふりをするんだ。


町長さんのところに行こう。


急ごう。


苦しんでいる人たちがいるから。


『瞬間移動』




ビュン




「町長さん、来ました」


「お、来ましたか。都市に行くために馬車を用意しました。ここから都市まで馬車で2日くらいかかるので」


「ありがとうございます」


「危険になったらすぐ逃げて下さい。最悪の都市なので」


「ああ、わかってます。ではそろそろ行かないと苦しんでいる人たちがいるから」


俺は馬車に乗った。




「気を付けていってきてください」


「ちょっと待ってください!」


あ、お姉さんだ。


結構息が上がっているな。




「どうしましたか?」


「これを、相当疲れると思うので、食料はないといけないので」


うわ、すご、肉か?。




「ありがとうございます!気を付けていってきます」


「はい頑張ってきてください!」


「じゃあ行きます!」


馬車が動き出した。


馬車に乗るの初めてだからちょっとワクワクするな。


あ、優奈さんや町長さんが手を振っている。


俺もやるか!。




「行ってきます!!!!」


人に見送られるのってこんなにうれしいものなんだな。


前世は仕事しかしてなかったな。


彼女いなかったし。


結構夜型に出たからまだ暗いな。


あ、そういえば魔物って寝るのか?。


《普通の魔物は寝ますが、変異した魔物や異質の魔物は眠気はないです。》


まじかよ。


異質突き止めたい気持ちもあるな。


ちょっと寝てくか。


やることもないし。


《それはお勧めしません》


なんで?。


《もしここで仮に寝たとするとついたとき命の危険があったとしたらどうしますか?。ここで戦略を立てたり、眠気がないのでそっちの方がいいと思います》


あ、はい。


確かにその方法はいいと思うな。


前世は眠気がすごかったから、こっちで色々しないと意味ないしな。


しかも魔物って生命体だと思うし。




それから俺は戦略を立てた。


能力の声の力を使ったりどんなところかも能力の声で解決した。


能力の声優秀すぎだろ!。


戦略はまず労働力にされた人にまねをして仕事を探す。


都市には仕事が死ぬほどあるとかないとか。


肉体労働全般だからな。


女性はやばいものを売る商売をするとか。


性別関係なくきついな。


どっちにしよう...。


《なら美少年を演じて肉体労働をすればいいです。女性は完全に監視されているから、探るためには結構きついです》


わかった。知恵がありすぎだろ。


まるで何もかも知っているような。


適切だな。


あ、都市が見えた。


結構発展しているな。


都市自体がでかい。


黒い煙も少しだけ見えるな。


ここで降りるか。


馬さんありがとな。


行くか。


......


あ、門番がたってた。


並んでいるな。


俺神様にシカトされたからちょっと怖い気がする。


俺の番だ。


服装チェック?。


後性別も聞かれたな。


「男です」


「わかりました。どうぞ」




能力の声が言っていた通り結構緩かったな。


《労働力を沢山必要としているからです》


くそ都市が。


入るか。




テクテク




おーーー。


すげー発展している!。


あの町とは比べ物にならないほど発展しているな。


少し町のことをディスっている鬼信。


町長さんもっと労働力を増やしてくれよ。




「へっくしょん」


「風邪ですか?町長さん」


「いや、多分鬼信さんが私の事を言ったんだろう」


「ハハハ。言いそうですね」




よし、まず仕事を募集しているところを探すか。


前世のハローワークにたいなところとかないかな。


あ、あるな。


『仕事募集屋』


えっと看板があるな。


結構長く書いてあったから簡潔に説明すると、


ここには仕事を探している人を対象にしている。


肉体労働。商売労働。様々な労働がある。


ぜひ自分の好みにある仕事を探してください。


とのことだ。


入るか。




ガチャ




鬼信がドアを開けたら、大量の人がいた。


ガタイが大きい人。見るからに頭がよさそうな人。


様々な人がいた。


ま、人は一緒じゃないしな。


個性を大事にしないと。


えーと、肉体労働は...。


あ、あった。


男性限定、肉体労働で詳しくはきてから説明します。


めっちゃ怪しい...。


まあ行ってみるか。


潜入のためにな。

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