第2話先生死す?先生!?
「午後のミーティングを始めます~」
「チッ」
「ふん」
先生ナイス
「まあ…ミーティングと言っても始業式前でほとんど話してしまったので先生から離すことはほとんど無いですね~」
さいですか
「それにしても…」
「先生どうしました?」
ふむふむとクラスを見渡しながら頷く先生に生徒の一人が聞いた
「いや~数少ないはずの異能力者がこのクラスには2,4,6,8…8人もいるんだな~って」
そう、6年前に存在が証明された超能力、今は異能力と呼ばれているがそれでも現在発見されている能力者の存在は10万人と言われている、六花曰く本当は50万はいるらしいが異能を発現してない異能力者から発見、発現させる技術はまだ秘匿にされせているらしい
「先生~玲衣とあんずちゃんがいないから10人ですでーす」
六花が舐め腐った敬語もどきで現在クラスにいない2人の報告をする
「あらま?羽川さんは遅刻かサボりでしょうが日向さんは何故でしょう?連絡は来てないので先生は心配です」
本当に心配そうな顔をする先生、だが羽川さんの扱いが雑すぎる
「ああ、玲衣は私が買い物に行かせた」
いやなんでだよ!?学校の時間くらいしっかり行かせてあげてよかわいい従者だろ
「まあ~ならしょうがないですね~」
(((いやなんでだよ!?)))
「というか先生も能力者だから11人ですよ」
春坂美也子先生通称みやっちゃん年齢不詳見た目は茶髪のボブで常に飴を舐めているが実は甘いものが嫌いらしい可愛いく優しい印象の先生だがこの花水木学園にいる5人の能力持ちの教師の一人、その中でも特に能力が強力で更に噂では能力者でありながら世界に100人しかいない対能力者組織『法に縛られないもの達』の一人で平教師でありながら人並外れた権力を持ているんだとか…いや…なんでこんな所で教師なんてやってるのと思ったら六花の監視のためですねわかります
「あら?確かにそうですね~先生すっかり忘れていました~」
春坂美也子
能力名
『お菓子式』
「先生~そういえばこの前の合コンどうなりました?」
一人の生徒がぶっこんできた
「……」
「あっすいません…」
涙目な先生を見てみんなは察するああ、今回もダメだったんだと
「だ、大丈夫ですよ!先生まだ若いですし!」
「私…いつになったら結婚できるんですかね…」
結婚願望強めな先生って売れ残る傾向があるよね…何でだろう?
「桃加ちゃーん予言ヨロ☆」
そして当たり前のように余計な事を言う六花
「え?無理」
Oh…
「…え?」
その言葉に思考が停止した先生だが段々意味を理解し始めたのか涙を流し始め
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
先生は泣きながら教室を出て行ってしまった…哀れ
「あ~行っちゃった…え?今の予言じゃないよね?」
「当たり前じゃん予言も準備が必要だし」
平咲さんはスマホをいじりながらめんどくさそうに六花に返す
「紛らわしいよ…先生泣いてたじゃん」
あきれたように六花は肩をすくめるが
「興味ないしあたしに話ふるあんたが悪い」
平咲さんはそう言って遮断する
ガララッ
「こ、こ、こんにちはですぅ!!」
「おおう!あんずちゃん!相変わらずの重役出勤じゃん!私より遅くの登校これで何度目かな?いい加減寛容な私もキレちゃうぜ?」
「ふええ!?すすすすみましぇん!間違えて二度寝しちゃうんですぅぅぅ!!」
このいかにも作ってそうなキャラの女の子は羽川あんず、雰囲気はぽわぽわ系で髪はショートそして遅刻、早退、欠席を僅か2日でコンプリートしたつわものだ、本人曰くベットが気持ちよすぎるんだとかそんな彼女だが自称蛍野六花の信者らしい、毎回拝み、お供えし、あがめているなのに六花より早く登校することができず困っているんだとか
「どうかご慈悲を!ご慈悲をおおお!!!」
羽川あんず
能力名
『言葉遊び』
そんな六花と羽川さんの茶番劇をごみを見るような目で見る牧畑くんと平咲さんグループまあ…平咲さんたちは置いといて牧畑くんは六花を本物の神様のように扱う羽川さんに嫌悪感を覚えているのだろう。だがしかし間違ってはいけないのが別に牧畑くんがキリスト教以外の宗教が嫌いというわけではないということそしてむしろ好意的だということだ。それは牧畑くんの愛読書の中にスッタニパータがあることそして仏教学を授業でとっていることからその様子がうかがえる、がしかしそんな彼でも六花を神様のように崇める羽川さんと神のように扱われる六花を生理的に受け付けられないようだ、まあ…あまり話さないから憶測も入るけど
ガララッ
「日向玲衣ただいま登校しました」
そして今回の最後の登場人物がやってきたみたいだ
「おお!!玲衣こんな時間に登校かい?どうしたの体調崩した?」
「え?」
いやあんたが買い物にいたせたんだろ!?日向さんマジか…みたいな目で固まってるじゃん!?
「冗談だよあれ買えた?」
「はいもちろんです」
そう言うと日向さんは袋から1つの高そうなプリンを取り出した
「…ええっと…それは?」
「はい愛知県限定の高級プリン宝玉です」
あの…ここ東京なんだけど
「へ~これがね~」
六花はそれを受け取りまじまじと見る
「玲衣ありがとー!褒めて遣わす!」
「勿体ないお言葉です」
この人は日向玲衣グレーの髪と瞳をしている眼鏡っ子、ラノベのクール系無口キャラを思い浮かべてもらえれば大体あてはまるだろう見た目をしている紹介が雑?いや…本当にそんな見た目をしてるからしょうがない、日向さんは六花の従者のような立ち位置の人物だなんでも日向さんは六花に凄い恩があるらしく基本的にどんなことでも嫌な顔をせず(僕は日向さんが表情を変えたところを見たことないが)こなすらしいそれと能力保持者でもあるらしい、何故らしいなのかというと僕は日向さんの能力を見たことないからだある意味一番要注意人物だ
「…?何見ているんですか?」
日向玲衣
能力名
『???』
「いや…なんでもないけど…」
「そうですか」
僕…この人と1言以上会話が続かないんだよな…
コホンッまあ…以上前話も含め紹介した蛍野六花、平咲桃加、牧畑螺旋、羽川あんず、日向玲衣そして僕ことにいの計6人がこの物語のメイン登場人物ってところかな?ここまで見て続きが気になってくれたならページをめくってくれたら嬉しい
やあやあ僕だよいつも通りの日常を過ごしていたはずがまさかの六花に呼び出された…なに?僕死ぬの?
そして相変わらずバチバチの平咲さんと牧畑くん牧畑くんはいつも通り口げんかが弱く押され気味、しかしそんな彼、牧畑くんの渾身の一撃が平咲さんに突き刺さる!
え?自業自得だけどそれは理不尽では…
次回!死の宣告!
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