みそだれ焼き鳥

「へえ、みそだれもいいじゃないっスか?うまいっすよ」

「なるほど、これは確かにうまいな」


 エルザとシルビアはシュンが作った焼き鳥を頬張っている。

 かなり満足したのか、何本もお代わりをしてくる。


「そりゃどうも・・・」


 シュンの内心は複雑であった。

 シュンの実家は中華料理屋であった。

 なので、専門は中華・・・


 専門ではない料理を褒められても・・・微妙な感じである。


「それにしても、この肉は柔らかくてうまいっすね。何の肉なんスか?」

「これは・・・企業秘密」

「ふうん、貴重な肉なんだね」


 かなり満足したらしく、エルザもシルビアも満足そうである。

 本当に、この焼き鳥は気に入ったらしく、何本もお代わりしていた。

 


 だが、10本くらい食べた時・・エルザは言った



「それにしても、冷えたビールは無いんすか?エ〇スがいいっすね」


 それを聞いた、シュン。

 ハイライトの消えた目で睨みながら言った。


「いい加減、ニッポンにかえれ」







 ちなみに・・・使った食材は、鳥・・・でなくだっていうことは・・・秘密であった。

  

以上

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異世界焼き鳥騒動記 三枝 優 @7487sakuya

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