物語はいつだってボーイ・ミーツ・ブレイド

”むせる” 作品やラブコメを中心に精力的に作品を投稿されている、個人的に注目の実力派作家、日諸 畔さん。
今回はお得意の『むせる×ボーイミーツガール』の骨太ファンタジーということで投稿を追いかけましたが……ものの見事にむせました!(いい意味で)

寡黙だが心優しいリュールと、人と剣を行き来する、天真爛漫としつつ殺意の高い発言を繰り返すブレイダ。
互いの信頼を感じさせつつ、どこかずれてる二人の会話や、戦闘中に見せるテンポ良く歯切れのいい言葉の応酬がとても心地よかったです。

そして二人を取り巻く謎。
その身を犠牲に戦う、手に汗握る熱い戦い。
深く描かれるリュールやブレイダ、仲間、そして敵たちの心の内面。

ダークファンタジーでありながら、二人の固い絆が胸に来る魅力たっぷりの熱い物語です。
個人的にはポニーテールがイイ! そして結末にはウルっときました。

もちろん実力派として描写も素晴らしく、安心しておすすめできるとても面白い作品です。
ぜひ彼らの物語、味わってみてください!

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