第8関門:宅配の落とし穴

 さて、そろそろ自分に合う紙おむつが見付かり、使用にも慣れた貴方。備蓄用であれば数はそこそこで良いですが、怪我等で暫く続ける必要があると、費用が気になることでしょう。

 すると、ネットのショッピングモールに出店し、お安めに販売している問屋さんが気になるかもしれません。多少、まとめ買いすることになりがちですが、単価にすると、例えばamazonより安くなることが多いです。

 魅力的ですよね。


 しかし!

 貴方様が可憐な乙女のような恥じらいをお持ちの場合は慌てず、ポチる前に問い合わせをしましょう。


「配送の箱は商品が判るタイプですか?」


 と。

 問屋さんは箱に商品名と絵の印刷された「成人用おむつ」と主張する箱で発送するのが基本と思ってください。本来、問屋さんは各メーカーから種々の品を仕入れ、小売りに卸すのですから、箱で見分けがつかなければなりません。

 その箱入りを特別に個人にお安く売りますよ、という形態ですので、その儘、出荷。

 すると個人宅に配達される箱として最大位の段ボールの側面に、ででん! と商品パッケージの絵やら、『◎回分』やら、キャッチフレーズ、『介護用おむつM~L』等の表示された物が、道を運ばれ、家を訪ね、玄関前で待機され、中へ運び込まれる流れとなります。


「ご近所に知られたくない」

「宅配の配達員さんとのやり取りが気まずい……」


 そんな風に感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

 正直、私もこの様な形で届くと思っていなかった為、いつもの宅配のお兄さんが玄関に運び入れてくださった時、一瞬「うっ!」と思いました。今より若くて少しだけナイーブでした(笑) すぐに「トイレットペーパー買うのと一緒!」と内心、開き直りましたが。


 という訳で、ネットで購入する場合、商品ページに、


『商品が判らない状態で発送します』


 の一文がない場合は、問い合わせておくと心に傷を負わずに済みます。


 経験した時期に差はありますが、amazonプライムは自社規格の箱に入って届き、中身は一見、判りませんでした。

 楽天、yahoo!といったネットモールの場合、各ショップ次第。傾向として、ドラッグストア系のお店は先述の一文が記されていることが多かった、と存じます。

 ネットスーパーは他の商品同様、箱に入っていません。パッケージの儘、到着。


 1パックだけ買うならば、無地箱で送ってくださるところは沢山あります。

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