第1関門:◎回分のジェネレーション・ギャップ
自主的におむつを買う場合、ネットになりがちです。嵩張りますし、実店舗は成人用紙おむつの扱いが少なく、全く置いていないドラッグストアもあります。
一方、「紙おむつ」「大人用」でネット検索すると、山程、種類が出て来ます。
違いは主に、形状、サイズ、吸水量の組み合わせ。
自力で生活する身体能力を持つ人は、アウターに響かない薄いものを買いたくなるでしょう。私は最初、一番薄そうなパンツ型商品を購入しました。
ところが、ここに落とし穴!
紙おむつで何が重要かと言えば、当然、吸水量です。
吸水し切れなければ意味がありません。
吸水量を「何ミリリットル」と表示するものもありますが、多くは「3回分」や「5回分」といった回数で目安を示しています。
そして、私のように無知な人間は、
「2~3回も吸える作りならば大丈夫だろう」
と思いました。
で・す・が!
先に申しますと、甘かったです。
私は紙パンツを履き、お手洗いで使用を試したのですが、トイレに座っていなければ、惨事でした。
成人用の紙おむつは、中心顧客が高齢者。
恐らく、高齢になると保水力が落ちますから「1回分」の想定が少ないのです。その量は150ミリリットル。
150ミリリットル……計量カップ一杯分ありません。尿検査の時、渡される紙コップで余る人は、それ以上の量です。
それなりに保水力のある年齢ですと「2~3回分」を1度でキャパオーバー。
私は尿とりパッドも同時に購入していた為、それを重ねて試みても、これならば使えなくはないけれども早く取り替えたい……という状態でした。赤子ならば泣くでしょう。
どんな状況でも安心して使えるのは7回分以上。使い心地を重視すれば、10回でも良いくらい。
という訳で、最初は自分に合った吸水量を把握することから。
お手洗いで試用することをお勧め致します。
……ところで、ここまで読まれ、内容に違和感を感じた方はいらっしゃいませんか? これ、大丈夫なの? と。
もし、いらして、それが正解ならば、あなたは生まれながらの紙おむつセンスの持ち主に違いありませんw
次回は、その答え合わせから。
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