第2話 「ウクライナ侵攻」の業務への影響

ある日突然奪われたウクライナ人の「日常」は、我々日本人とも地続きの「日常」です。


この点について、私は、日々の業務から感じています。


私は、いわゆる『VISA(ビザ)』と呼ばれる外国人の在留資格関連申請をはじめとするイミグレーション法務(Immigration Legal Service)を専門とする行政書士事務所を池袋で経営しています。


そのため、ウクライナ人関係者からの日本への『VISA(ビザ)』の問い合わせがあります。


また、当事務所は、日本で起業する外国人の支援にも力を入れていますが、ロシアによる「ウクライナ進行」後、海外送金もスムーズに行かなくなっていると間じています。


もちろん、このような送金規制は、「ウクライナ進行」だけが理由ではなく、長く続いてきたコロナ禍による銀行の外貨ストック不足も大きな理由です。


当事務所関連企業の現地スタッフからも、そのような報告を受けています。


また、日本とロシアは隣国であり、北方領土という領土問題を抱えています。


ウクライナ人の「日常」は、我々に日本人の「日常」につながっています。


戦争、世界的パンデミック、貿易摩擦等、様々な国際情勢が業務に直接影響するのが、国際人流というイミグレーションを専門とする行政書士事務所となります。


しかも、それが予想外のところで顕在化することもあり、専門家としての〈想像力〉と〈対応力〉が必要不可欠となります。








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