2015年2月4週②

「強情だね?」

「…………。暑い。」

「脱げばいいのに。」

「…………。もー!脱ぐ!脱げばいいんでしょ!」

「最初から脱げばもうちょっと楽だったのに。はい、お水あげるね。」

「え?なんでちーちゃんが飲んで、んぷっ。……。んちゅっ。ちゅ。んん。んっ。」

「……。んふぅっ。飲めた?」

「もう一杯ほしいにゃん。」

「えー、これ結構めんどくさいんだよ?自分で飲みなよ?」

「あやち今猫ちゃんだから、ペットボトル開けれないにゃん。」

「ん-、小皿に水入れといてあげよっか?」

「あーん、そういうことじゃなくてー!」

「ふふっ、わかってるって。ちょっとまってよ。…………。……。」

「んぷっ。ちゅっ。んんっ。ちゅぷっ。」

「……。はい。これでいい?」

「うん。」

「じゃあ脱ごっか。」

「うん。」

「あー!何脱いでるの!」

「え?だって暑いから。」

「猫は自分で服脱げないでしょー!」

「あー。そういうとここだわるんだね、ちーちゃん。」

「一応ね。はい、脱がしてあげるから。はい、ばんざーい!」

「んっ。……。これじゃあ、猫というよりも介護だよ。」

「いいの。はい、下も。わたしの肩に手付いていいから。はい、左足上げてー。はい、右足も上げる―。あ、後ろ足か。今ついてるのは手じゃなくて前足か。」

「細かいね。」

「じゃあ靴下もね。」

「うん。……。靴下脱がされるって恥ずかしいね。」

「たぶん、それよりも今の格好の方が恥ずかしいと思うけどね?」

「もうちーちゃんには十分見られてるから。恥ずかしいけど、そこまで。」

「言うようになったねー。じゃあ下着もね。」

「うう。」

「やっぱ恥ずかしいんじゃん。」

「自分で脱ぐのはまだいいかもだけど。脱がされるのはやっぱりちょっと。」

「でも猫だからさ、あやちは。はい、抵抗しなーい。」

「にゃーん。」

「猫はおっぱい隠したりしないよ?」

「そうかもだけどー。ん-、あやちは極度の恥ずかしがりやな猫なのー!」

「なるほどねー。」

「なに?」

「猫耳付けてる。首輪も付けてる。語尾はたまに抜けてるけどまあついてる。」

「うん。」

「あと何が足りないんだと思う?」

「え?」

「なにかが決定的に足りないと思うんだよね?」

「何って、尻尾とか?」

「なるほど。やっぱりそう思うよね?」

「猫に限らず、やっぱり人間と動物のちg、……、なにそれ?」

「しっぽ。」

「え、どうやってつけるの?

「ア〇ルプラグ?」

「え、なにそれ?」

「これ、お尻に入れるの。」

「え?」

「お尻に入れれば、抜けることも相当ないし、位置的にもめっちゃ尻尾っぽいし。」

「え、ちょっと。」

「はい、あやち。お尻頂戴ねー。」

「お尻頂戴って何!」

「ゆっくり入れるから安心して。」

「何に安心したらいいの!」

「暴れちゃ危ないよ?お尻傷つけたら痔になったりするよ?」

「……。じゃあ、そんなところに変なことしないでよ?」

「でも、あやちが尻尾が足りないって言うから。」

「そもそも何でそんなもの持ってるの?」

「わたしも足りないと思ってて。」

「いつ買ったの?」

「先週のうちに。」

「めっちゃ計画的じゃん。今日猫やらなかったらどうする予定だったの?」

「別に腐る物でもないし、いつか使ったんじゃない?それよりも、お尻貰うよ?」

「ちょー!」


「んっ、ね、ねえ、ちーちゃん?」

「なーに?」

「エッチというよりも、変態じゃない?」

「何が違うの?」

「なにって、んっ、あっ、…………。なんか、んっ、んん。んふっ、なんだろ。」

「自分で言っといて。全然何もわかってないじゃん。」

「だって、そんな、んっ、んなぁ、はぁっ。……。そんなこと言われたって。」

「指くらいはすんなり入るようになったよ。」

「もしかしてさ。」

「ん?」

「さいきんちーちゃんがお尻触ってたのって、このため?」

「ばれたか。」

「結構、計画的だね。」

「わたし計画たてるの好きなタイプだからね。」

「初めて聞いたよ?」

「初めて言ったもん。抵抗も少なくなってきたね。指がするする動くよ?ほら見て?」

「みえ、ないよ。そんなの。」

「体が硬いからじゃない?」

「構造的に、とど、か、なくな、いっ!?」

「そうかもねー。じゃあ指2本いってみよー!」

「ちょっとー!」


「あやち、ア〇ルの才能あるよ?」

「な、に、その、さい、んっ、の、う。」

「ア〇ルってそんなすぐにほいほい指入れれないんだって?だから、こんなにすんなり指が2本出入りできるなんて才能がある証拠だよ。」

「ぜんぜ、んっ、んあぁっ、うれし、く、んなぁ、ない。」

「ア〇ルで感じれるようになってきたね。時間かけてほぐした甲斐があったね。」

「そんな、ことに、まんぞ、くし、ないで。」

「いやー、満足満足。」

「もー!」

「でも、性感帯が増えたって嬉しいことじゃん!人よりも余計気持ちよくなれるんだよ?」

「それって、うれしい、のかな。」

「悪いことではないでしょ。きっと。……。よし。そろそろ、尻尾を入れようか。」

「え、ちょっと、心の準備が。」

「でもア〇ルの準備はできてそうだよ?」

「そんな返しされても。」

「それに、尻尾を入れるところがゴールだから、それができるまでずーっとこんな調子だよ?」

「…………。お任せする。」

「はーい、任されましたー。じゃあ、ゆっくり入れるから、ちょーっと我慢しててねー。」

「キスして?」

「ちょっと、今は体の角度的に厳しいねー。あと、手が汚いし。入れ終わったら手洗ってくるから。そしたらキスしてあげるから。」

「えー、先がながいー。」

「じゃあいくよー。」

「…………。」

「圧迫感とかある?」

「……。」

「あやち?」

「今気合入れてるから、あんまり話しかけないで。」

「……。分かった……。」

「……。」

「いま、3分の1くらい入ったよ。」

「…………。」

「…………。…………。もうちょっとで。…………3分の2くらい入ったよ?」

「んおおぉっ。んんー。…………。んー。」

「色っぽい感じじゃないね。…………。ここから一番太いところ来るからね。」

「…………。んー。…………。ふー。あー。…………。あー。」

「まだもうちょっとかかるよー。」

「…………。まだ?」

「まだ。」

「太くない?」

「もうちょっと太いところ来るよー。」

「やばくない?」

「やばくはなさそうだよ?」

「ああー、ん-。ん-。……。ん-。」

「そろそろ。…………。よしっ、入ったよ。」

「うわー。うわー。……。うわー。」

「なに?」

「すごい異物感。気持ち悪い。」

「出す?」

「……。大丈夫。」

「あやちも変なところで強情だよね?」

「んー。」

「ちょっと手洗ってくるから、少し待ってて。」

「やだ、待てない。ついてく。」

「でも、廊下寒いよ?あやち裸だよ?」

「…………。待ってる。」

「早く戻ってくるから。いい子にしててね。」


「んちゅっ、ちゅっ、ぴちゃ、んっ。」

「んんっ、んっ、ちゅぷっ、ちゅぱっ。ご褒美分ね。」

「足りない。」

「ん-、次何か出来たらまたご褒美にキスしてあげる。」

「何したらいいの?」

「ん-。……。あ、あやちさ、4つ足で歩いてみて?」

「え。」

「猫じゃん?」

「にゃーん。」

「忘れてたよね?」

「そんなことないにゃん。」

「ま、わたしも忘れてたからいいけど。ね、尻尾がある状態で4つ足で歩いたらどんな感じなの?」

「ん-、ちょっとやってみるにゃん。」

「…………。…………。」

「しっぽがね。」

「うんうん。」

「垂れててくすぐったい。すごい邪魔。」

「へー。」

「外してもいい?」

「ネコミミ?」

「尻尾。」

「まだ早いでしょー。まだ楽しみ切ってないでしょー。」

「でもー。」

「だめー!わたしを騙そうとしたんだから、これくらいやってもらわないとねー!」

「うわーん、ごめんー!もうしないからー!」

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