クラスの委員長の秘密を知ってしまったのだが…

露乃琴音

プロローグ 

 心を躍らせながら長い坂を上っていく。

 イヤホンから聞こえる音楽は今までの青春を無き者にしてくれるようにも感じる。

 周囲には自分と同じ制服に身を包んだ人達が多く見られる。

 その人達を横目に坂を上り終えるとそこには豪華絢爛な門がそびえ立っていた。

 使われているものは多分純金だろう。

 容易に触るのが畏れ多い位だ。

 だがここで退くわけには行かない。

 覚悟を決め、今門へと足を一歩踏み出した。

 しかしこの時の自分は思ってもいなかった。

 まさかあんなことが起きようとは…

 

 

 

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