疾走感いっぱいのお話しなんですが、主人公は一歩も動いていない!

緊張感と疾走感に、読みながら手に汗握ります。
主人公とともに、その視線の先を見つめ。
主人公とともに、思い出に浸り。
主人公とともに、人々の身勝手さに憤り。
主人公とともに、覚悟を決めることとなるでしょう。

そして今この時、かの国では主人公と同じ状況の若者がいるかもしれない。
そう思わせるお話しです。