　和人にコーヒーを吹きかけられ、洋介は更衣室で新しい制服に着替える。

　だが体もコーヒーで汚れていたため、洋介は一度制服を脱ぐと新しい制服に着替える前に体をウエットティッシュ拭いていた。

　だがその時、洋介は後ろから鋭い眼光を感じ取り、おそるおそる振り返る。

　するとそこには更衣室のドアの隙間から下着姿の洋介を凝視する女性客達の眼があった。

「……っ！？」

　洋介はビクッと跳ね上がり「なんのようですか？」と問い掛ける。

　その瞬間、ドアが完全に開き次々に女性客(ケダモノ)たちが更衣室に侵入してくる。

　侵入者は皆「あたしが拭いてあげる」と口々に叫び洋介に襲い掛かった。

　男子更衣室からは洋介の悲鳴が響き渡り、女性定員達は胸元で十字を切った。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい