第2話 エーメ・ 戻れぬ旅路

「元気でねジョゼフィーヌ」「ええ、手紙を待ってるわエーメ」


フランス領西インド諸島マルティニーク島

こじんまりとした貴族の屋敷

エメは両親を亡くして親戚のパジュリ家


従妹のジョゼフィーヌの屋敷に引き取られたエメだったが


祖父達の勧めもあって 本国の高名な修道院で貞淑な貴婦人として寄宿しながら

学ぶ事が決まった 14歳のエメ


船に乗り込み手を振るエメ  見送るジョゼフィーヌ達

「帰って来るから待っててね」「ええ、エーメ」


船は汽笛を鳴らして、海の彼方へと消えていった。



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