移ろう淡い季節に、鮎はどこへゆく

毎日を終えて、足繫く通える夜のお店に出会ってしまったミヤさん。
約束したわけでもないのに、そこに居る馴染み客ハルさんとの何気ない会話が、まるで同席しているかのような空気を漂わせてくれる。

そして、つかず離れずの、このオトナの関係は、深夜の万年床へと…。
ああ、これは淡い。でも、日本酒は辛口だろうか?

鮎は秋が訪れると川を下って行ってしまうというが、春から夏にかけて水温が上がると、また川を遡上するそうです。
ハルさんのことです、そのうちまた会えますように。

お酒とつまみと、季節と恋?といい塩梅の素敵なお話です。