Rebellion ~踊る悪魔のシッポ~

甲斐央一

prologue

プロローグ


 聖書のとあるページを開いてみると、次のような項目が出てきた。

 

 それは、黙示録————。そのページに目を通す。





♰ ——————————— ♰


 第一の封印

 子羊がその七つの封印の一つを解いた時、私が見ていると、四つの生き物の一つが、雷のような声で「きたれ」と叫ぶのを聞いた。


 第二の封印

 子羊が第二の封印を解くと、今度は、赤い馬が出てきた。人々が互いに殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取る事を許され、大きな剣を与えられた。


 第三の封印

 第三の封印を解いた時、第三の生き物が「きたれ」と言うのを、私は聞いた。そこで見ていると、黒い馬が出てきた。乗っている者は、秤を手に持っていた。


 第四の封印

 第四の封印が解かれると、青白い馬が出てきた。乗っている者の名は「死」と言い、それに黄泉が従っていた。彼等には、地の四分の一を支配する権威、剣、飢饉、死、そして地の獣らと人を殺す権威が与えられた。


 第五の封印

 子羊が第五の封印を解いた時、祭壇の下にいる殺された人々の霊魂が叫んだ。

「聖なる、まことなる主よ。いつまであなたは、さばくことをなさらず、また地に住む者に対して、私たちの血の報復をなさらないのですか」。

 すると、彼らの一人一人に白い衣が与えられた。


 第六の封印

 子羊が第六の封印を解いた時、大地震が起こり、太陽は毛織の荒布のように黒くなった。月は血の海となり、天の星は血に落ちた。天は巻物が巻かれるように消えていき、すべての山と島とはその場所から移されてしまった。


 第七の封印

 子羊が第七の封印を解いた時、半時間ばかりの静けさの後、神の御前に立っている七人の御使いに七つのラッパが与えられた。七人の天使によるラッパは次々と転変地異を引き起こした。


 その後、七人の天使が神の怒りの満ちた七つの鉢を受け取ると、七つの鉢は地上にぶち撒かれ、多くの禍がもたらされた。



 そして、最後の審判が始まる————。



「ヨハネの黙示録」第六章 七つの封印  より引用 







————————————って、ありますが、本作とは何の関係もございません。


なんじゃ、そりゃ———————!





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