監視と無為と怨恨とコロナの移し合い

[記録72]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

しばらくは無気力な生活を送っていた。

そうすると、上から聞こえる騒音が再開する。

X社やZからしたら、私が自宅に住んでいること自体がリスクなので、実家などに追い払いたいのだろう。

なぜそこまでされなくてはいけないのだ。

もしも私が実家に帰ったところで、Zらはノーリスクでハッキングを継続するだろう。

されるがままに実家でニートでもやっていればいいのだろうか。

私はいまだに就業の見通しが立たない中、さらに居住の自由まで奪われることに対して怒りを感じた。

数日後、部屋で■■■■■■■ていたら、上の階から咳払いが聞こえた。私の行動に驚いたのか。やはり監視されているようだ。



[記録73]

■■■■■■■■■■■、

■■■■■■■■■■で大学で世話になった教務課の担当者とすれ違う。

私のことを睨んでいるようにも見えた。

私が窃盗を疑われたと感じた出来事を思い出す。


私は次の仮説を立てた。

・彼女は■■■■■■■■■■■■をもとに、私が泥棒であると信じた。

・Zらは私の弱点を探すため、私の知り合いに色々聞いて回った。彼女はその際に窃盗のことをZらに伝えた

・そのことで私は間接的とはいえ精神的に追い込まれ、自殺未遂をすることになる。

・彼女は私に対して、「これではまるで自分が(私)を自殺に追い込もうとした悪者のようではないか、元はと言えば(私)が悪いのに。迷惑な話だ。」と思っている。



[記録74]

私は自宅で■■■■■■■■■見せる習慣があった。

彼らは私の生命を救うことができて、■■に返す準備ができているのかもしれないが、

私の中では問題は山積している。

彼らがハッキングを行う以上、私は就職できない。

また、あまりにも多くの私の個人情報が彼らに握られてしまった。

私は大して死ぬつもりはなかった。

また、同情を引くつもりもさほどなかったが。

まだ問題は終わっていないということを彼らに示したかった。



[記録75]

何もすることがない・したくないのでネットサーフィンに明け暮れる。もはや情報窃盗のリスクはお構いなしであった。

私は妄想にふけることが多かった。また、当時私は■■■■■■■に興味を持っていた。

なので、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■楽しんでいた。



[記録76]

複数の監視者がtwitterで統合失調症というワードを用いる。

別段悪意は感じなかった。

私が私自身を統合失調症だと思うように誘導しているのだろうか。



[記録77]

■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■



[記録78]

監視のコストを増やすために不規則な生活を送るようになる。

他人に不安や、それを解消するための出費をもたらすには、制御不能性や不確定性のような要素を増やすことが重要である。

特に私が深夜に行動しうることにより、以下の効果を狙った。

・監視が24時間体制となることで、工数が増える。工数の増加は経済的損失に繋がる。

・Zをはじめ私の行動圏内に住む監視者に、寝ているときに私が自宅に押しかけてくるかもしれない、という不安を感じさせることができる。



[記録79]

深夜徘徊でX社、Z宅の周りもうろつくようになる。

また、買い物をする際にX社、Z宅に近いスーパーを使うようになった。


なお、この時点ではまだZ宅がどのあたりにあるのか知らなかった。

ある範囲をうろうろしたときに限り、私に対して「キモ」や「臭い」という人物が現れる。

また、そのときにtwitterでの仄めかしが激しくなる。

私はこのことから、計画を首謀している人物がその範囲に住んでいることを予想する。

別の手法でZの在処を絞ってみると、その範囲にZが住んでいるようだった。

以前からZが私を追い詰めることを首謀している疑惑が頭にはあったが、疑惑が確信に変わる。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

その延長線上で、徘徊も長時間に及ぶようになる。


イライラが募るとX社、Z宅に近い公園の中をぐるぐる歩き回るようになる。

Cが■■■■■■■つぶやいていた公園と同じである。



[記録80]

 ■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

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 ■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録81]

私はツイッターの閲覧を再開していた。もはや自分の端末が情報窃盗に会っている可能性は気に留めていなかった。

そうすると、私が観察している人物がアカウントを消したり、仄めかしのようなことを行うようになる。


私は、例えば次のような情報が彼らにもたらされていると考えた:

「(私)は自分が危害を加える予定のある人物を観察している。

あなた方は今(私)に観察をされている。なのでこれから(私)に何かされるかもしれない。」

私はこれを扇動ととらえた。

私の人生を大きく変えてしまった人物たちを差し置きながら、ただ単にツイートの観察対象だという理由で、私が攻撃対象として彼らを選んでしまうという話は不自然だ。

彼らが私に対して仄めかしをするように仕向け、それを見た私が彼らに対して実際に憎しみを抱くように誘導しているのだろうと考えた。

私と新しい監視者たちが憎みあうことにより、従来の監視者たちには利益が生まれると考えた。

私が新しい監視者らに対して、憎悪やそれに起因する行動のリソースを割くことにより、従来の監視者たちの身の安全は確保されやすくなるだろう。

また、第三者の安全確保という名目で、私のことを監視する大義名分も増強できるだろう。


私は彼らを興味本位で見ているだけだった。妙な誤解を与えたくなかったので、対策を講じることにした。

私は通常「死ね」などの独り言を吐くことが多かったが、ツイッターを見る前後は意図的に黙っているようにした。

自分の怒りとツイッターの観察行為との間には因果関係がないということを示したかったのだ。



[記録82]

上階から聞こえる騒音は激しくなっていった。


ズリズリ、といった音は数十秒続く。

■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

この音は一日に何度も聞こえるようになる。(■■■■■■■以前は、この騒音が一日に複数回聞こえた記憶がないが)

時間が経過するにつれこの騒音の頻度は増えていき、最終的には一日に10回以上聞こえるようになる。

睡眠しようとベッドに向かった際や、起床後数分~十数分したタイミングで音を送られることが多かった。

監視者が私と同じような生活リズムを送っているということを主張したかったのだろうか。


また、カチカチといったスイッチ音が頻繁に聞こえるようになった。

そしてこれらは次のような経過でポツポツといった雨の音に移行するようになる。


私の部屋はもとから雨が降るとうるさかった。

騒音の発生源としては私の部屋の出窓と、上の階のベランダである。

まず出窓から聞こえだし、後から上の階のベランダで聞こえだすということが多かった。

また、出窓の方が上の階のベランダよりもうるさかった。


カチカチ、ポツポツの音質やタイミングについては以下のような変化を辿って行った。


1.雨が降り出すと、雨がポツポツ鳴る音に合わせてカチカチといったスイッチ音を、上の階のベランダから聞こえるように鳴らす。

 ポツポツ、カチカチは容易に判別することができた。


2.雨が降り出すと、雨がポツポツ鳴る音に合わせてポツポツとカチカチの中間の音を、上の階のベランダから聞こえるように鳴らす。

 自然の音と、悪意を持って鳴らす騒音との判別をしづらくなった。

 出窓で雨が鳴り出す前に上の階のベランダから鳴り出すことがあったときは、

 私は経験則から、それを人工的な騒音であるということを見抜くことができた。


3.雨が降り出すと、ポツポツといった雨の音を、私の部屋の出窓から聞こえるように鳴らす。

 私が元から出窓の方から聞こえる騒音の方を気にしているということを何らかの方法で知り、実行に移したと思われる。

 最初は、私の部屋において自然に発生する騒音を測定して大きさを比較したのだろうと考えた。

 (後になると、直接私の思考を覗くことでより嫌な騒音を見抜いたことを疑う)

 音自体は今まで私が聞いてきた自然な雨の音に似ていた。しかし、私は作為を見抜くことができた。

 雨が降り出してから出窓からポツポツ聞こえるまでには、本来時間を要した。上の階の出窓が雨で滴って、零れ落ちるまでの間である。

 ある日、出窓からの雨音が鳴り出すタイミングがあまりにも早すぎることを不審に思い、私は実際に出窓の天蓋が濡れているかどうか見に行った。

 濡れていなかったので、人工的な音であることを知ることができた。

 この騒音は寝ていても目を覚ます程度にはうるさい。

 真夜中に騒音を送ってこられて睡眠妨害を受けることが数回あった。


4.雨が降っていなくても、ポツポツといった雨の音を、私の部屋の出窓から聞こえるように鳴らす。

 3.を私に看破されたので開き直ったのだろうか。

 ズリズリと同様に純粋に嫌がらせのための騒音として利用してくるようになった。


5.外出中や、宿泊中もポツポツといった雨の音を、私の近くの建物の屋根などから聞こえるように鳴らす。

 私の出窓に細工をしているのではなく指向性スピーカーを用いているのだなと考えた。


洗濯機の音が頻繁に聞こえるようになる。

ポツポツや鼾とは異なり、なんでもないようなタイミングでも送られてくることが多かった。

一日に10回以上聞こえることがあった。

ポツポツほどではないがまあまあうるさかった。

私が深夜に目を覚ましたときにこの音が聞こえてくることが度々あった。


■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■、■■■■■■■■、■■■、■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録83]

私は探偵やZに対して精神的な嫌がらせをしたかった。

「辞めたら、この仕事」「あたまわるわる」という音声を含む動画を流す。

上の階からの騒音が酷くなる。



[記録84]

ある日、X社のホームページを覗いてみる。

ホームページ上で紹介されている社員の数が減っている。

また、在籍する社員の資格や受賞歴といった項目の数も減少していた。

私はこれらの変化から、X社から人材が流出しているのだと考えた。

私はX社に打撃を与えることができたのだと考えた。満足する。



[記録85]

鼾の嫌がらせが始まる。

ある日、上階から鼾声が聞こえた。

私は最初、上にいる監視者が寝たのかと思った。

もしくは、「俺はもう眠いから、俺の監視対象であるお前も寝ろ」というメッセージだと受け止めた。

珍しいこともあり、私は何かの作業を中断したような気がする。

彼らはそれから鼾をよく使うようになる。

あたかも私に対して気に食わないことがある、というメッセージのようだった。

鼾は不快な重低音であるので、それ自体心理的な圧迫感が強い。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

 ■■■■■■■■■■■■■。

私はヘリコプターや飛行機が発する重低音も恐れるようになった。

より正確には音が聞こえて、その音に対して恐れを抱いているのを察知されるのを恐れるようになった。



[記録86]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■。

・■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

・■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録87]

また、私が読んでいるまとめブログが仄めかしのようなことを行うようになる。

・女装

・努力不足(私はX社の関係者から努力が足りないとの仄めかしを数度受けていた)

・発達障害

・窃盗

私はこのようなテーマを目にしたときに、動揺が身体的変化に現れないように心がけた。

後日、確かめてみると各まとめブログには面白いスレッドやツイートを募集するフォームが設けられているようだった。

なので、ここから複数の端末から時間をずらしてリクエストするなどして、無料でまとめてほしい内容を高い確率で採用させる手段はありえそうだった。



[記録88]

徘徊していると私の知り合いと不自然に遭遇するようになる。

彼らは私に話しかけてくることはなかった。

深夜に出会うこともあった。彼らは言葉を発することはなかったが、私に深夜徘徊や、深夜徘徊を起点として何か事件を起こすようなことを控えてほしいと考えているように見えた。

彼らがZらに駆り出されていることをすまなく思い、せめてZに手当をもらえているとよいのだが、と思いつつ深夜徘徊を控えるようになる。


また、知り合いと遭遇した翌日に、容姿や声が似た他人と遭遇するということがあった。奇妙な現象である。

私が私自身の認知を疑うように仕向けるガスライティングの一環だろうか、

もしくは、その知り合いが私に近づいてしまったという認識を私から取り除くように望んでいたのか。例えば、次のように:

「(私)と会って話をしようと思ったが、実際に(私)を目の当たりにして自分は(私)に失望した。(私)が自分に関心を持たないように今回の出来事を誤魔化してほしい」



[記録89]

youtubeを見ているときに、ブラウザの表示する内容が改ざんされた。

次の部分に恣意的なサジェストを感じた。

・トップページのランダムで表示される動画

・動画視聴ページの右側に、縦に並ぶ関連動画

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■「■■■■■」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■・■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

通常あり得ないことだと思われるので、ハッキングによる改ざんを強く疑う。

この動画はその後も頻繁にサジェストされる。さすがに2つ同時にサジェストされることは二度となかったが。


この他にも、■■や窃盗に関する内容が頻繁に登場する。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

漫才をやるようなチャンネルを好んで見ていると、盗みをネタにするような動画がサジェストされる。

私の行動に合わせて動画をサジェストされることがあった。

■■■の動画を好んで見ていた時期があった。彼らは私を■■■にたとえてメッセージを送るようになる。

例えば、私がX社の悪口を言うと、翌日に

「■■■ 黙れ」

私が「盗んだのがBだ」というような独り言をし、さらにはその発言を仄めかしではなくチックのせいにすると

「■■■ 責任転嫁」

私が50円のソフトクリームを買うかどうか迷い、最終的に買わない決断を下すと、

「■■■くん ケチ」

がサジェストされた。

また、次の動画がサジェストされたことがあった。

「■■■、帰る家がない」

これは私の家族がZたちに取り込まれたことを暗示しているのかもしれない。


私の性癖(フェティシズム)を細かく調べられているように感じたことがあった。

対象の部位に関する日本語や外国語の動画が不自然にサジェストされる。

私の性癖の大まかなことはすでに知られていただろう。

そのうえで細かい質や行為、性別等について色々変えながら表示してきた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。


私は身体に現れた動揺が都合よく解釈されることを恐れ、対策を講じようとした。


また、動画を見ている最中にも嫌がらせを受けたことがあった。

音楽を聴いているときにハムノイズを混ぜられることがあった。

大喜利の動画をみているときもハムノイズを混ぜられたことがあった。

漫画の吹き出しを埋めるタイプのお題である。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■。

「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」

■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録90]

私は同じ建物で自分の監視や嫌がらせを担当している人物たちの情報を集めたかった。

集合ポストから自分あての郵便物を回収しようとする人物を観察する。

どの部屋番号の郵便受けから回収しているのか直接見ることができなくとも、郵便物を回収されたポストは空かそれに近い状態になっているはずである。

集合ポストはダイヤル式であったが、ダイヤル錠を解く番号を知らなくても取り出し口を手で押して中身を確認することは可能だ。

姿形はインターホンのカメラ越しでもある程度観察できるので、ポストを開け閉めする音、階段を下りる音が聞こえたらインターホンのカメラを起動して張り付くという習慣が始まった。


ある日、201から人が外出するような気配を感じた。

後姿を確認すると男性のようだった。

また、音を観察していると彼は集合ポストから荷物を取る際にガサガサ音を立てることが多かった。

別の日、集合ポストからガサガサ音がしていたのでに外に出る。

正面から姿形を確認すると、中年の男性のようだった。

私は201の男に報復を考えるようになっていた。


私は201の男がいつ外出するかをインターホンのカメラ越しに観察するようになる。

そんな時、不審な人物を見かける。

一見201の男に似ているが、違う人物だ。服装と背格好は似ているが、容姿は異なる。

また、彼はわざわざこちらに顔を見せるような挙動をしていた。

彼は201の男の身代わりであると私は考えた。

身代わりであるのであれば、相応の心得があるはずである。

私は彼を201の男であると誤認して攻撃すると、返り討ちに遭ってしまう可能性を考え、恐れた。


そうしているうちに、隣の102に男女二人組が出入りしていることを確認した。

男は険しい顔つきで■■■■■■■■■■■■■■■■。私は内心怯えた一方で、私を怯えさせるための演技にも感じられた。

また、女性の容姿が私の知る隣人のそれとは異なったので、不審に思った。

私は隣人が監視の輪に加わった上でこの女性に身代わりを依頼したか、もしくは監視者たちに部屋を明け渡したのだと考えた。

インターホンのカメラに張り付く習慣を継続していると、男のほうは度々姿を現すようになった。

階段の足音からして上の階に住んでいるようだ。

足音から男が部屋に戻るのを確認して、郵便受けのチェックを行うと202が空になっている。

男は202の住人のようだった。

また、これ以降この男は私とすれ違うときや、ベランダで洗濯物を干しているときに「臭い」という発言をすることが度々あった。


ある日、201の男を再度見かける。髪を切っていた。私から攻撃されないために外見を変えようとしたのだろうか。

また、201の身代わりの人物はかつらをかぶった202の男だった可能性を疑った(なぜだかは忘れた)。



[記録91]

よく覚えていないが、何かに急かされるような嫌な夢を見ていた。

目を覚ますとギュル、ギュルと自分の心臓の鼓動に合わせるように洗濯機の音が聞こえるようだった。

私が経験的に不快だと感じるような音を、私の生体リズムに合わせて送ることで嫌なイメージを想起させるような試みに思えた。



[記録92]

いつものようにポツポツで睡眠妨害される。

私は自分が寝ているときに何をされているのか知りたかったので、寝たふりをすることにして様子を伺った。

ポツポツといった雨の音が徐々に洗濯機の音に変わっていくのを感じる。

このような音声加工にはモーフィングという名前がついているらしい。

私は彼らが技巧的な試みを楽しんでいるといるように思えた。



[記録93]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■、いらついて壁ドンをすることがあった。

また、新調したベッドがきしむ音が、ある程度むこう側に伝わっていたと思う。

従来の隣人からしたら私の存在自体が迷惑だったとは思う。

■■■■■に入り、上の階から物音が聞こえるようになってから(この時点で隣人が入れ替わっていた可能性はある、念のため)は、逆に向こう側から壁ドンを受けるようにもなった。

ベッドのきしむ音を出したら、上の部屋と横の部屋からほぼ同時にドンという重量音がしたことがあった。

また■■ごろ、私が結構大きな声で殺してやると叫んだら、ドアの音や足音から102から201に人が移動するように感じた。

(一人でいることに不安になったのだろうか。彼女からしたら、壁を隔てても聞こえるような音量で殺してやると叫ぶような私は全く恐ろしい隣人だろうと思われる)

なので102に住んでいる人物と監視者との間には何らかのつながりがあるのだろうと思った。


隣の部屋が誰の名義で契約されているか気になったので、集合ポストの中を覗き見た。名義は女性のようだった。

数日後(翌日だったかもしれない)、ドンドン隣の部屋から壁を叩く音が聞こえる。

そのさらに数日後(同じく翌日だったかもしれない)、建物に救急車が着て誰かが運ばれていったようだった。

救急隊員が体温の話をしていた。急患はコロナだったのかもしれない。


監視者のうちの一人が頭のおかしな人物が引っ越していった旨の仄めかしをする。

私はぼんやりと次のようなことを考えた:

隣人が自室を離れたのは病気による一時的なものではなく、長期間に及ぶものであり、

その人物が自分に常軌を逸した行動をとるような異常者である、と見せかける意図がある、と。


自分はそれから風邪気味のような症状が続く。

具合が悪くなりながらも、集合ポストを確認する作業は続けていた。一度にすべての部屋のポストを覗き見ることもあった。

また、ごみから個人を特定する試みも行った。具体的には資源ごみとして出された段ボール箱に張られた、宅配便のシールから部屋番号と氏名の確認を行った(その際にどこからともなく「キチガイ」という声が聞こえた)


しばらくすると嗅覚が鈍くなっていることに気づく。

コロナにかかるはずがないと考えていた。

散歩、買い物、自慰程度の外出しかしていない、3密は避けているつもりだ。

私はツイッターの仄めかしを思い出した。

102の人物が私にコロナを移したか、もしくは監視者が私にコロナを移しその罪を102の人物に擦り付けようとしたのでは、と考えた。

前者の可能性については、私に名前を憶えられたことで半永久的なリスクに晒されることになり、当面の間は引っ越さざるを得なくなった102の人物が、私に仕返しをしたと考えると合点がいく。

後者の可能性については、Zらが私の徘徊を抑えるために、私の体調を崩そうとしたと考えると合点がいった。


私は報復を考えた。

最初、キッチン用ポリ袋に自分の唾液を入れ、冷蔵庫で保管することを考えた。都合のいいタイミングでX社の関係者にウイルスをばらまけるように。

台所から袋を出そうとすると上の階から物音が聞こえる。

どうにかして私の意図を察しているのだろうか。

私は外にキッチン用ポリ袋を持ち出す行為の不自然さをごまかそうとした。

具体的には、台所にある他の道具を意味ありげに触って動かしてみたり、確かめてみたりするような行動をとった。

そして、外出したのちに袋の中に唾液を吐きだした。しかし、人目と監視カメラの目を避けることの難しさを感じる。

どこからか見られているような気がするのだ。結局この方針は諦めることにした。

証拠隠滅のため唾液がついた袋は公衆トイレのシンクで洗い、袋自体は普通のゴミとして出す。


しかしながら、彼らに一矢報いてやるという気持ちが変わることはなかった。

201と202のポストのダイヤルに直接私の唾液をつけることにした。

ただし、郵便受けの辺りを監視できるカメラがどこかに仕掛けられている可能性はあった。私の犯罪行為の証拠をつかまれると困るので対策を講じる。

まずは監視カメラが仕掛けられている範囲を目視で絞り込む。

(もっとも、このじろじろ周辺を見渡す行為自体がかなり不審ではある)

(また、このときは色々なものを透視できるカメラの存在を知らなかった。)

結果、集合ポストを腹にしたときに左側となる方向にのみ、監視カメラが仕掛けられている可能性があると判断した。

私は集合ポストの左端に立ち、集合ポストに斜めに向き合って、なるべく手元を体で隠すようにしながら、手でダイヤルに唾液を塗りたくることにした。

手元さえ見られなければ、仮に監視を受けていたとしても、私がいつものように郵便受けを物色しているのだなあとしか思われないだろう。

仮に手元がばれたとしても、ダイヤル錠の解読を試みているように解釈されれば大丈夫だと思っていた。

私が触った後のダイヤルが濡れていたり、私の手が濡れている様子が撮影されていたりしても、雨が降っている日に行えばさほど不自然ではないはずである。

確か最初の日は雨が降っていた。

散歩や買い物から部屋に戻る道中、掌に唾液をたらし、指先まで伸ばしてダイヤルを触る。

罪悪感はあまり感じなかった。彼らが新型コロナに感染する確度を上げるため、日を跨ぎながらそのような行為を2,3回行った。


行為の翌日に上の部屋からくしゃみが聞こえたときはうれしかった。

当時私は彼らがX社の従業員だと思っていた。彼らがX社に出社することでX社の従業員が次々と伝染病で苦しめばいいと考えていた。

このような日々を送っている中、迂闊にも布団の中でX社はコロナで云々、のような発言を行ってしまう。


後にyoutubeを利用していると、タイトルに「バイオテロ」の文字列を含む動画がサジェストされた。



[記録94]

私は集合ポストを覗く習慣を止めていた時期があったが、何かの拍子でまた覗いた。

まもなくしてyoutubeのトップページを開くと、見慣れないジャンルの動画がサジェストされる。

ゴブリンという遊戯王のカードに出てくるキャラクターについての動画で、「転落人生」「盗み見ゴブリン」「再発」のような文字列がサムネイルから読み取れた。

(不思議なことにこの動画は今調べても見つからない、似たようなものはいくつかあるようだが)

私は遊戯王に興味がなかった。そのようなジャンルの動画について視聴した記憶もない。

たまたまこのタイミングで、このようなコンテンツがサジェストされてしまうような可能性はどれほどあるだろうか。

ブラウザの出力が改ざんされたことを疑う。


私は当初これをドラクエ等のゲームのキャラクターについての動画だととらえていた。

私はドラクエ等ゲームの動画を見ることになる。(動機はよく覚えていないが、効いていないアピールのつもりだったか。そもそも効いていないアピールになりえるかどうか謎であるが)



[記録95]

■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録96]

1回目のワクチンを打つ前日に、コンビニで私に向けてわざとらしくくしゃみをする人物が現れる。

翌日ワクチンを打ち帰宅すると1回目なのに高熱が出た。38.6度だったか。

身体が非常に重たかった。ベッドの中でうなされていた記憶がある。この時はもっと高い体温だったのかもしれない。

目を覚ますとどこかから男が電話で会話をするような声が長々と聞こえていた。

(誰かが近所に住む監視者に対して、私があまりにも不憫なので本日の嫌がらせはやめるように電話をかけてくれているのだと考えていた)

(が、長電話をするほどの議論は必要はないはずである、とこれを書いているときに思った。)

通常ワクチンで1回目から高熱が出るのは珍しいようだ。

自分は最近本当にコロナに感染していて、すでに出来上がった免疫によってこのような強い反応が生じているのだと考えた。

■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■。



[記録97]

ある日、201の郵便受けを覗くと、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

私が201のプライベートに興味を持って封筒の中身を盗み見ることを誘導しようとしたのか。


後日、私の郵便受けに201宛の別の封筒が突っ込まれていた。

■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

何より、自分が犯罪行為をする様子をとらえるための誘導と監視が行われているという疑念を強めていた。

私はただ201の郵便受けにその封筒を突っ込んだ。



[記録98]

暇つぶしのために、PCのブラウザであるゲームをするようになった。

キャラクター選択画面で、「■■■」のように盗みを想起させるようなクラスのキャラクターが視界に入るとき、目線などがおかしくならないか気にする。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、一部美男子系のキャラクターもあった。

男のキャラを使うときに自分が笑顔になってしまわないかどうか気にする。

(私はバイセクシャルであるが、自分が男相手にあれこれされることを望む、という印象を受けたくない。)

(現実でそのような印象を他者に持たれて、良いことがあった試しがないため)

キャラクター選択の画面が不審な挙動をすることがあった。

キャラクターを選択するカーソルが特定の(よく覚えていないが、何らかの理由で私が目にしたくない)キャラクターへと動いたことがあった。


別のゲームも開始する。

プレイヤーの操作に合わせて■■■■■■■■音声が流れる。

操作次第によってはやかましくなる。

■■■■連打するような操作を行うと上の階からの物音が大きくなる。

私は彼らをイラつかせることが出来たのだと勝手に思い込み面白がった。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■「■■■」■■■■■■■■■■。

また、BGMにハムノイズが挟まれることがあった。



[記録99]

■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■


■■■■■■■■■■■■■■、■■■■、■結構大きい声で独り言を上げることがあった。

そのたびに上の階から物音が聞こえてきた。

私が声を上げることが気に食わないようだ。


ある日、全勝無敗の人物が二連続で現れ、(確か)すぐに対戦を拒否されたということがあった。

片方の名前は「疫病神」もう片方の名前は「ぶ~ん」のような擬音語であった。

「ぶ~ん」からは鼾や嫌がらせを想起した。■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■

「疫病神」は私自身に対する悪口のように思えた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■・■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■


このゲームのマッチングは、おそらく次のような仕組みだと考えていた。

・ユーザーが対戦申し込みボタンを押すとプールされる。

・適当なアルゴリズムにより、プールされたユーザー同士でのマッチングが試行され、双方の画面に対戦同意の確認画面が表示される。

 ・双方が同意したら対戦が行われる。

 ・少なくとも一方が却下したら対戦しない。双方が再びプールされる。

私はハッキングされてしまったスマートフォンを使用していた。

彼らは私がスマートフォンで何をしているか手に取るようにわかるだろう。

彼らはあらかじめ、私に伝えたいメッセージをユーザー名に込めたアカウントを複数作り、何らかの意図で全勝無敗の状態にした。

そして、私と同時にプールされるような操作を行ったと考えられる。

(具体的には、対戦申し込みボタンを私と同じタイミングで押す、などのことをしたと思われる)



[記録100]

■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■。

正直なところ、彼が嫌がらせのために派遣された人物だったのか、ただの一般人だったのか半信半疑であった。

前者の可能性を考えるとイライラが募る。時折、■■■■■てストレスを発散する。

また、■■■■■■■ながら■■■■■■■■■■■に接近したこともあった。

欲求を満たすことができて満足する。

イライラが募ってなくとも抗議の姿勢は示さないといけないと思い、

風邪気味のような症状があって、具合の悪い中■■■■■■■■■■ながら座っているということがあった。



[記録101]

■■■、■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■、■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

私は彼らに悪意を感じた。

私は横になった後、布団をかぶりながらも悪意に対する精神的なショックを隠しきれず顔に出してしまった。


翌日はそのような出来事は起きなかった。

彼らが私にショックを与えすぎたことを原因に撤退したという考えを、私はなぜか浮かべた。

私は布団越しに盗撮されていたような気分になった。

苦悶に満ちた表情について、精神的なショックに起因すると受け取られるのは尺なので、歯を痛がるふりをしてごまかすことにした。

そうすると、youtube等で歯ブラシなどの広告が出るようになった。



[記録102]

監視者たちによって苛立つ出来事があって、■■■■■■■■■■■■■■たことがあった。

ある男性が「ヤバイ」と言いながら通り過ぎる。



[記録103]

私は監視者たちの行為を警察に教えてやろうと思い、近くにあった警察署の周りをうろつくなどした。

半分演技、半分本気であった。

私に「臭い」という人物と頻繁にすれ違うことになる。



[記録104]

■■■■■■。

■■■■、■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■。

■■■■■■■■■、■■■■、■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■

■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■。■■■■。■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■。

■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■「■■」■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■。


■■、■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



[記録105]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■「■■」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■、■■■■■■■「■■」「■■■■■■■」■■■■■■■■■■■■■。


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録106]

盗聴や私が盗みをしていたという扇動への対抗策として、次のような情報戦を試みた。

私は自分の主張を通したかった。

そのために、彼らにとって傍受しやすいレベルの独り言と、傍受しにくいレベルの独り言を使い分けるようにした。

傍受しやすい独り言は、大声だったり、自宅で発したりするものである。これを監視者たちに聞かせるための独り言だと思わせるようにする。

傍受しにくい独り言は、小声だったり、外出先で発したりするものである。これをより本音に近い、自然に出てくる独り言だと思わせるようにする。


私は(真偽はさておき)本当に彼らに伝えたいメッセージを後者に乗せるようにしていた。

具体的には、盗みをしたのは私でなくBであるということと、X社は犯罪企業であり、若者の将来を潰しているということである、

盗み云々には嘘が含まれる。

若者の将来云々は本音であるが、扇動の意図も含まれた。

X社から人材が流出して経済的ダメージが発生すればいいと思いつつも、仮に大きな事件が起きれば実際に彼らの経歴に傷がつくだろうという予測もしていた。


私は「今、自分は盗聴・盗撮されていないだろう」と思っているように見せかけるための演技さえした。

例えば、風呂場で裸になり鼻をほじりながら声に出さずにつぶやいたりした。

(盗撮の懸念がある)寝室では自制している鼻ほじりを行うことで、風呂場までは盗撮されていないだろう、という雰囲気を醸し出したかった。

そうして、Bに対する殺意と、私に盗みの冤罪を被せてくる探偵への非難を口パクする。

(その行為の後、雨が降っていないのにもかかわらず出窓からポツポツ音がした)


また、盗聴コストを増やすことを考えた。

(小声化が進む私の独り言を捉えるために)読唇術が用いられているという仄めかしをツイッターで受けたことがあった。

私はそれを信じた。

もしX社が読唇術の素養を持つ人物へ私の独り言を解析する依頼をしているのであれば、その工数を増やすことでX社の経済状況を圧迫できると考えた。

私の独り言を傍受する難易度を上げるために、徐々にひそひそ越えから口を動かすだけ、口をふさいだ状態でしただけ動かすといったように動きが小さくしていった。

この変化は比較的急激であった。

私が盗聴のハードルを上げると、まもなく上の階から「伝わっているぞ」とでも言いたげに騒音を送られ、対策として私が更にハードルを上げるということが繰り返された。

また、発話するときはあえて不鮮明にしたり、もしくは言語化に至っていないでたらめな音節を混ぜたりしていた。


■■■に入ると、私が口や首を腕で隠した上で歯や舌をかすかに動かす、というレベルでも彼らは私の発言を傍受できているようだった。

彼らは人力ではなくAIに頼っていると考えるようになる。

私は舌の位置に気を付けるようになる。

私がうっかり決まりの悪いこと:例えば知人の悪口をつぶやいてしまうためのハードルはかなり下がっていた。

口を閉じているときに自然に舌が動かないようにするのは難しいので、普段から「お」の口をするような努力をした。

私はあごや舌、顔の筋肉の動きを察知されないような努力を始める。

■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録107]

■■■■■■■■■■■■■、■■■■「■■■■■■」■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録108]

私は自分の挙動に合わせて騒音を送られるようになった。

例えばPCやスマートフォンを操作していて以下の情報を目にしたときに、私は自分の挙動が観察されていると感じた。

・盗み、嘘

・私の性癖に繋がる情報

私の動揺が挙動に現れてしまった、と私が感じるや否やポツポツ、鼾といったノイズが上から聞こえてくる。

お前は自分の秘密を覆い隠そうとしているが、身体から真実が滲み出ているとでも言わんばかりである。


私は自分の身体的変化をコントロールしようとした。具体的には次のようなものである。

・呼吸

・脈拍

・手汗

・目線

・スマートフォンをスワイプする動き


呼吸や脈拍の変化を覆い隠すために、あえて深く呼吸をして息を止め腹圧を上げる、という習慣を時々挟むようにした。

動揺したタイミングだけでこのような行為をしていたのでは逆に不自然である。

なので、何でもないタイミングでも行うように心がけていた。

呼吸や脈拍については寝ているときも意識することがあった。

例えば、夢精をしてしまったタイミングである。私は興奮状態から夢精を悟られるのを怖がった。

いざ意識してみると、自分はこんなに深く早く寝ているときに呼吸していたのかと感じる。


手の発汗はパームレストの一時的な変色に現れる。

私は汗で変色したパームレストを、ごまかしながらもとに戻すことをしばしば試みた。

掌でパームレストを覆い隠す。掌の汗が更にパームレストを濡らしてしまうのを防ぐため、掌とパームレストが接触しないように保つ。

さすがに指まで浮かせるのは疲れるので、お椀のような手の姿勢を維持することになる。

濡れている部分が上から漏れて見えてしまうのを防ぐために、手はなるべく動かしたくない。

あまり通気性がよくないこともあり、乾ききるまでには意外と時間がかった。

私はyoutubeでアニメを見るなどしてその時間を耐えた。

それでもごまかしきれず大きなポツポツ、鼾音が響き渡ることがあった。


目線の対処は難しい。

「盗」や「嘘」という文字を注視しないようにしたい。

また、そういったものから不自然に目をそらすのもいけない。

私が泥棒や嘘つきであることを身体で自白しているように解釈されるのを避けたい。

目線の動き自体を察知されないようにする。片手でPCを操作し、空いた手で遠くを眺めるように額に手を当てて上からの視線を遮る。

最終的には、動画鑑賞をするときなど両手が自由になる場合、両手をゴーグルのような形にして目の周りを覆っていた。


スマートフォンをスワイプする動きは昔からの課題である。

オンラインで漫画を読むときに意識することになる。

ファンタジー系の漫画を読んでいるときは、盗みに関する話題が度々上がる。

そのページを見ている時間がほかのページを見ている時間より不自然に長いと、私が泥棒のようである。

目線もあまり動かさずにほとんど一定の速度でパラパラとめくるようになるような状態を経由しながら、

最終的には漫画を読むこと自体を控えるようになった。


また、共通する努力として、そういった身体的変化をもたらすきっかけを排除することを行った。

PCやスマホの画面を通して原因となるようなものを認識してしまうことを避ける。


PCでyoutubeの動画を見る際は、右側に表示される関連動画を視界に入れないようにする。

youtubeのトップページは覚悟しながらスクロールする。

臆した様子を見せてはいけないと思い、リスクを承知でスクロールすることも重要だと考えていた。


まとめブログを読む際は、おすすめ記事欄を見ないようにする。

沢山の記事がまとめられている以上、「盗」や「嘘」を含むタイトルが混ざっている確率が高いからだ。

当然ながら、私の読むまとめブログがそのような記事をまとめているときがある。

youtube同様覚悟しながらスクロールを行った。


ゲームをするときは無駄のない目線の動きを考える。

ゲームのキャラクターを選択するときに、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■を注視しないようにする。

そうすると私が泥棒のようである。

あらかじめどのキャラクターがどこにいるのか予想しながらキャラクタ一覧のページをスクロールする。

ゲーム中の会話で「盗」や「嘘」のような文字列を見つけないようにするために、会話は飛ばすようにした。

会話が重要ではないゲームであったことが幸いした。



[記録109]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■



[記録110]

よく通る道の塀に財布が置いてあった。

普通であれば、誰かが道に落としたのを、持ち主が見つけやすいように善意の人物が塀の上に置いたのだ、とみなすであろう。

しかしながら、私は自分が試されているような気分になった。

この出来事が生じる前に次のようなことがあったからである。

・自分のポストに201宛の■■■■■■■が突っ込まれていた。

・私が盗みに関するコンテンツを見かけると、上の階から騒音が送られていた。

 ・特に、youtube上で、道に落ちている財布をネコババするような内容の動画がサジェストされ、これを注視してしまったことがあった。

彼らは私が財布を盗むことや、私が財布を盗もうと考えることを期待しているように感じられた。

財布を盗まないことは簡単である。しかしながら財布を盗もうと考えないことは難しかった。

私は財布を盗もうとする考えが起こらないように、また、起こったとしてもそれが表情などに出ないようにすることに気を付けた。

具体的には、下を向いて歩く試みをした。

財布を視界に入れないことで感情の変化を抑制できると考えた。また、表情を悟られるのを防ぐことも狙っていた。


後日、財布はなくなっていた。今度は近くの別の塀にカード入れが置いてあった。

財布よりは幾分ましだろうが、ICなど金銭的な価値のあるものが入っている可能性は残されている。

私は同じように警戒した。


さらに後日、また別の塀に帽子か手袋が置いてある。監視者たちは私を試したことをごまかそうとしているように思えた。



[記録111]

私のポケットに1秒~数秒間程度の振動を感じた。

スマートフォンは別のポケットに入っている。

指向性スピーカーを用いた嫌がらせだと考察する。



[記録112]

■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録113]

私の尾行癖はまだ続いていた。

深夜、家の近くの■■■で人を見かけると追いかける。

探偵か一般人か、どちらの可能性もあった。

探偵だった場合、彼らに脅威を感じさせることができるだろう。

一般人だった場合、俺は一般人を探偵だと思い込むぐらい精神がやられているんだ、と監視者たちへのアピールになると考えていた。



[記録114]

ある日夢の中でX社を非難していたら、大きな音でぽつぽつが鳴り目が覚めた。

私は寝言を呟いてしまったか、夢の中での喋りに引きずられて顔の筋肉も動いてしまった可能性を考えた。

顔の筋肉の微小な動きから内言を解読する装置の研究がMITなどで行われているようだ。

寝言を盗聴され、それらを彼らに都合よく解釈されてしまうような可能性を私は恐れた。

例えば、うっかり私が夢で「私が盗んだ」のようなことを喋ってしまったら、それが真実だと解釈されて扇動に活用されるだろう。

私はそうならないように努めた。

夢の中で迂闊な発言をしかねない状況に追い込まれたら「俺はやっていない」という言葉を思い出して夢から醒めることを考えた。

そのためには起きているうちから練習する必要がある。

■■などで「俺はやっていない」と何度もつぶやく練習をしていると、男がせき込みながら私の前を通り過ぎる。

探偵なのだろうか。彼らは「俺はやっていない」を私から彼らに対する「嘘の」メッセージだと思い、私のことを諫めようとしているのか。

また、私はバイオテロのことを思い出した。これに関しては漏らしてはいけない。気を付けなければ。



[記録115]

騒音が激化するにつて、私は201、202や102の住人に対する威嚇と報復を考えた。

私は彼らがローリスクで自分のことを監視や嫌がらせをしていることが耐えられなかった。

(時折足音を立てないように気を付けながら)建物の■■に上がって■■■■、■■■■■■等を調べた。

具体的なタイミングは失念したが、■■■■■■■■■■■■を考えていた際には、タイトルに「■■」が含まれる動画がサジェストされた。


■■の住人から出窓のポツポツ音で嫌がらせされた際には、■■の廊下に上り、傘を持ちながら出窓を観察するそぶりをしていた。

傘は■■■■■■■■■■■■■■■■。また、単に■■■■■■■■■■■■ことも考えていた。

(このようなときに彼らは自分の前に姿を現さなかったので、これが■■■■だったのか、単なる妄想だったのか区別がつかない)


102の住人に対しては、■■■■■■■■■■■■■■■■■■を考えていた。

そう考えた翌日に身代わり役の女性があいさつをしてくる。

(ちなみに私はなぜかこの女性が自分に好意を持っていると思い込んでいた。似た女性がニコニコしながら自分のことを尾行していたことがあったため)

(仮にニコニコしていた人物と同一人物だったとしても、それは私への好意ではなく単に観察を楽しんでいただけかもしれない)


また、「■■■■■■」■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■で殺すことも考えていた。

youtubeでそのような動画(よく覚えていないがあるキャラクタがアへ顔で■■■■■している内容だった気がする)がサジェストされる。

■■■■■■■■家に置いておくことを考え、■■■■■■■■■をしたりもした。



[記録116]

中古屋でスマートフォンを購入した。

Zらの行いを警察に密告することを考えていた。

しかしながらすぐには使わない。

Wi-Fiにつないだら水飲み場攻撃を受けるリスクがある。

Zらに短期的にリソースを集中して投入され、計画が破綻するような自体は防ぎたい。

機会を得るためには、リスクを維持し続けることでZらを疲弊させることが重要だと考えていた。

充電器とケーブルも新品を購入し、スマートフォンと合わせて基本的に肌身離さないようにした。

そのような中、電源を切った上で充電していると、出窓からのポツポツ音がする。

私は傘を持って■■に上がる。この際、迂闊にも充電中のスマートフォンをそのままにしてしまう。

男が自転車で建物の駐車場に来て、私と一瞬目線があった。

彼は私を見て驚いたようだったが、私は大して気に留めなかった。

翌日外出先でスマホを確認すると、スマホの電源が入っていた。

私は男が部屋に物理的に侵入して電源を入れるような操作をされたと考えた。

男が驚いたのは、(なぜか)私に見つからずに侵入できると思っていたからであろう。

新しい端末を買うことにする。



[記録117]

まとめブログを読んでいると、「友達を、売ろう」というキャッチフレーズについての記事を見かけた。

私はBと私の関係を思い出し、動揺する。

私はBが私に盗みを擦り付けたと考えているが、これは100%真実だとは限らない。。

なので、Bが盗んだというのは不確かな主張である。確率的に嘘である。

少なくとも確実にBが盗んだ、という主張は嘘である。

そして、そもそも私が盗んだと疑われている事件は、自分以外の容疑者にBが含まれる案件だとは限らないのだ。

疚しさを感じる。

このころ私は、自分の名誉を守るためにBが盗んだというような仄めかしを機会がある度に行っていた。

(そのたびに笑顔になりそうになる。私はそれをこらえようとした)

(私はその笑顔を「決まりの悪い顔」と呼んだ。これは「決まりの悪い顔」であり「嘘をついた顔」ではないと監視者に対して主張することがあった)

一方で、もしもBが実際に私に罪を擦り付けていて何食わぬ顔をしているのかもしれない、と考えるとBに対する怒りを感じる。

私はそうやってBに対する疚しさを怒りで上書きすることがあった。


ある監視者が「友達を売るような奴よりはマシ」というツイートを行う。

私のことかと思う。


公園を歩いているときのことである。

「そうやってう~そばっかりつく、全然アクセスしない」のようなことを喋りながらすれ違う怪しい風体の老人がいた。

アクセスについては私がスマートフォンを中古屋で購入しておきながら、中々Wi-Fiにつながない状態を維持していることだろう。

嘘とは何だろうか。

そのあと、私は怒りから叫びながら歩いた(なぜ怒り、何を叫んでいたのかは覚えていない)

やれやれというような言葉を発する人物がすれ違う。



[記録118]

Dの職場の近くで歩いている。

(私がDに気を遣いながらを歩くのが苦痛だから)Dはこの町から出ていけというような独り言を小さくしゃべる

ある男性が「Dさんに伝えておいたので」のようなことを言いながらすれ違う。



[記録119]

雨が降っていないのにもかかわらず、自分の出窓から雨の音が聞こえてくることが不可解だった。

出窓になにか細工されていないか疑う。

しかし、室内側と室外側の両方から観察してみたが、そのような痕跡は見つからなかった。

ある日、検索を行い指向性スピーカーについての情報に行きついた。

まもなくして不思議な現象が起きた。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

また、左の方から女の声で「~臭い」というような声が聞こえた。

左には102号室がある。しかしながら、壁越しに聞こえるような音声ではなく、自分の部屋の壁際に透明人間がいるかのような聞こえ方だった。


■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

「■■■■■■」■■■「■■■■■」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録120]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

「■■■■■■」■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■。



[記録121]

■■■■■を出る際に変な男性を見かける。

「■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■、■■、■■■■」と言いながら歩いている。

誰かと通話しているようには見えなかったので、私に対する嫌がらせだと感じた。



[記録122]

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■。



[記録123]

■■■■、■■■■■■■■■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■、■■■■■■■■■■■■。



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