精緻な描写をもって迫る、不気味で過酷な世界

物語が始まりそうでまだ始まらない5話時点でレビュー。
作中世界観の描写には凄まじいものがあり、逼迫した生活環境や過酷な空気感が圧倒的な迫力をもって現れる所にはSFへの気迫を感じる。

今後どのような物語が始まって行くのか、期待と不気味さの混じった感じがあるが、個人的には主人公ティアのぶっきらぼうで素っ気ない感じが良い意味でのラギッドさを備えていて、頼もしい。

惜しむらくは改行が少なすぎてスマホでは読みにくいところ。もう少し改行すればそれだけで読みやすくなると思われる。