とある女性の一週間

白鷺雨月

第1話 月曜日

 私の名前は鈴木貴美すずきたかみ

 どこにでもいる主婦であると個人的には思っている。

 家族は公務員の旦那ともと保護犬のロン。

 ロンの犬種はビーグル。左目のまわりだけが茶色でその他の毛色は白色の犬だった。

 私は週三日は近くのスーパーでパートに出ている。

 旦那がいない日の昼食は一人で適当にすませる。

 ここに書くのはそんな私の一週間の昼食の記録だ。

 もし、こんな私の昼食に興味のある人はのぞいていって欲しい。


 月曜日。

 その日はパートが休みなので比較的ゆっくりできる。

 朝にロンの散歩を済ませ、洗濯と掃除を午前中に終わらせる。

 音楽代わりに恋愛ドラマをテレビから流す。

 旦那はミステリーやホラーものが好きだが、私は苦手だ。

 あまり頭を使うのは得意ではない。

 途中目を離してもストーリーがわかる恋愛もののほうがいい。

 ある程度家の用事をすませるとお腹が空いたので昼食にすることにする。

 今日はサッポロ一番にしよう。

 袋麺のほうがちゃんと料理をしている気がするからね。

 カップラーメンよりも袋麺のほうが私は好き。

 味は塩味。

 味噌味もいいんだけど今日は塩。

 なぜならスーパーで特売だったから。

 鍋に火をつけ、こまかく切った豚バラ肉をいれる。

 豚バラ肉に火が通ったらモヤシを袋半分いれる。今日はもやしだけどカット野菜でもいい。

 味付けはかるく塩コショウだけ。

 もやし炒めができたら、皿に一度うつし、空いた鍋に水四百ミリをいれる。

 水が沸騰したらサッポロ一番の袋をあけ、麺をいれる。

 すこしすると麺がほぐれてくる。

 箸で麺をさらにふやかし、粉末スープをいれる。

 粉末スープが溶けて、完全に麺がほぐれたらできあがり。

 私はそのサッポロ一番をどんぶりに注ぎ入れる。

 さらにその上にさきほどつくったもやし炒めをのせる。

 するとどうだろう立派なラーメンのできあがりだ。


 私はそれをテーブルに持っていき、熱々の麺をもやし炒めと一緒にすする。

 あら目がねがくもってしまったわ。


 

  

 


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